エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ぶらっと寄り道話

天然パーマとともにあらんことを

長男が少しだけ髪型を気にするようになりました。

高校1年生なので遅いぐらいかもしれませんが,鏡の前に立って軽くセットをしています。

二男はいつもスーパーサイヤ人並みの髪の立ち方で起きてきます。

転校する前の学校ではそのまま登校していましたが,今の学校では「身だしなみ」を大事にしているらしく,学校に行く前に水で濡らしています。

今回のぶらっと寄り道話はそんな髪の毛の話です。

私は天然パーマ

実は私は天然パーマです。間違いなく天然パーマなんです。でも証明書はありません。

この事実を告白するためにはこれまでの人生で数々の苦悩がありました。私と同じ天然パーマの人ならきっと共感してもらえると思います。

今回はそんな天然パーマの長所と短所について経験談を元に洗い出してみます。

長所

①パーマをかけなくていい

・天然パーマである自分を割り切ってしまえるかが重要です。現在の私はそれを狙っていてさも「パーマ風」を装っています。でも心の中では葛藤しています。母親はよく「あんたはパーマをかけやんくていいから楽やんか。」と言ってくれましたが,私は「そもそも母さんみたいなパーマなんかかけやんし。」とぶつぶつ思っていました。

②伸びてきても切るまでに結構粘れる

・これは直毛の方は分からないかもしれませんが,天然パーマの人は生え際が寝てしまうために,伸びてきてもそれほど伸びたように見えません。だから,ある意味経済的です。私もだいたい3か月に1回ぐらいのペースでカットしていました。

③海外に行けば目立たない

・海外に行かなければ長所にもなりませんが,世界的に見れば直毛の人の方が少ないわけですから,自信を持ってもいいはずです。でも,残念ながらここは日本。明らかに直毛の人が多い。海外に住むしかないです。

④天然パーマの人を見抜ける

・天然パーマの人には特殊な才能があります。それは,「天然パーマの人を見抜く目」があるということです。例えばテレビに出ている人でも見ればすぐに天然パーマだとわかります。なぜかと言われたら,その人のヘアスタイルが自分と共通した方法できているからです。

④その他

・たぶん探せばあるとは思いますが,探さないと見つからないほど少ないでしょう。

短所

①格好良く前髪をかき上げられない

・私たちの世代なら吉田栄作さんのサラサラヘアーに憧れたはずです。風になびくさらさらボブヘヤーで,髪の毛をかきあげるしぐさはさわやかさの象徴でした。でも,そんなこと私にはできません。かき上げようもんなら,もとに状態には戻ってくれないのですから。

②前髪がずっと気になる

・前髪は天然パーマの人の永遠の悩みです。友だちがぱっつんぱっつんの前髪をうっとうしがっていましたが,私は毎朝ドライヤーとくしを使って引っ張るように伸ばしてセットしていました。ドライヤーの熱があるうちは伸びるので,鏡を見て「よし」とか思うのですが,学校に着いた頃にはもう曲がっています。そうなったら,家に帰るまで気になって仕方ありません。アイロンで伸ばす手もありますが,私はなぜかやっていませんでした。

②どんなにセットしても濡れたらくるくるになる

・私は運動が好きです。サッカーが大好きです。ということは汗をかきます。汗をかくと言うことは髪の毛がぬれると言うことです。髪の毛がぬれると言うことは髪の毛がくるくるになると言うことです。髪の毛がくるくるになると言うことは早く家に帰りたくなるということです。でも,部活の終わりにみんなでおしゃべりをしたり,買い食いをしたりするのも青春ですよね。髪の毛がぬれてしまった私にはその時間は青春のふりをした地獄でした。

③湿気が多い日は憂鬱

・天然パーマの最大の敵は湿気です。梅雨の時期は悲惨です。ずっと髪の毛のことが気になります。高校時代は自転車通学でした。湿気が多い日の自転車なんてサウナの中を走っているようなものです。だから,私はバッキバキにスプレーで前髪を固めていました。例えて言うなら全盛期のX JAPANのTOSHIさんの前髪のように。それぐらいしないと湿気に勝てないのです。

④ドライヤーが無いところには行きたくない

・ドライヤーは天然パーマの人には必須アイテムです。これさえあれば気になっているところを伸ばせます。ときどき旅館に備え付けのドライヤーの風量が弱いタイプがありますがあれはダメです。だからいつもお気に入りを持参していました。

⑤日本ではマイノリティ

・これが一番の問題かもしれません。例えば,中高生の女子のほとんどが前髪ぱっつんです。すると,天然パーマの子はどうすればいいのか。そう,みんなと同じになるためにはストレートパーマ(縮毛矯正)を当てるしかないのです。お年頃と言うのはそういうもんです。私は未だに天然パーマである自分に劣等感を持っています。なんと言われてもそういうもんなんです。

⑥スキューバダイビングなどのマリンスポーツに消極的になる

・これもあるあるかもしれません。髪の毛がぬれること自体が嫌なので,マリンスポーツはやりにくいです。そして海にはドライヤーがありません。余計に嫌です。私もスキューバダイビングはやったことがありません。やってみたいとは思いますが,すごくやりたいわけではありません。なぜなら髪の毛がぬれるからです。

⑦ストレートパーマ代が高い

・結局のところ私も高校生からずっとストレートパーマを当て続けています。縮毛矯正ができたころは感動しました。でもペタンと寝てしまうので強く当てすぎないようにしていました。それでも安価ではありません。直毛なら必要のない経費です。直毛の方がパーマを当てて「くせ毛風」にしているヘアスタイルがあります。私は思います。「わざわざやらんでも,なんなら変わってあげるのに。」と…。

⑧短いとお猿みたいになり長いともさっとして重たくなる

・男性なら最終的にどちらかになると思います。思いっきり短くするか,長めにしてパーマ風にしたり縮毛矯正でロン毛風にしたりするかです。問題は少し伸びてからです。短いと髪の毛が寝てしまうのでどうしてもお猿感が強くなります。また,長いとだんだんもさもさしてきて重たくてやぼったい感じになります。私はどちらにも挑戦した結果,長い方を選んでいます。短かいと伸ばすのに時間がかかるけど長ければいつでも短く出来るという発想ですね。

⑨その他

・短所はまだまだあると思います。天然パーマサークルとか天然パーマグループなんかをつくったら,きっとあるあるネタで大盛り上がりになるでしょう。世の中がこんなに便利になったのになぜ天然パーマの問題が解決しないのか。謎です。

オレ,大人になったな

私の長男は少しだけ天然パーマです。

二男は私に似ていますが私より弱い天然パーマです。

三男はこれから判明しそうですがかなり心配です。

遺伝もあるので子どもたちには申し訳ないですが,私も遺伝なので文句があるならもっと上の世代に言ってください。

くれぐれも誤解しないでほしいのですが,天然パーマがダメという話ではありません。

天然パーマである自分に誇りを持つべきだし、大切な個性だと思います。

ただ,ブログで面白おかしく自分の天然パーマをネタにして語れるようになった自分に感動しているだけなのです。

オレ,大人になったな。

世間の天然パーマのみなさん。共に明るく元気に頑張りましょう!