エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ガチンコ子育て話

二男帰省する

小学校5年生の二男

中学校2年生の二男はチーム活動が夏休みに入るので4か月ぶりの帰省となります。

二男は小学校4年生の時にそれまで所属していたジュニアチームを退団しました。

長男が山梨県にあるアメージングアカデミーに入団することが決まり,私たちが長男のために山梨通いが増えることを考慮しての決断でした。

このブログを読まれた方は驚くかもしれませんが,二男と三男は小学校5年生と3年生のときは山梨県のジュニアチームに所属していたのです。

山梨に行くついでにサッカーもしたいという理由です。

受け入れてくれたチームにも感謝ですが,月に2回は土曜日の早朝2時ぐらいに地元を出発し,集合場所の山梨県北杜市のコンビニでチームバスに乗って山梨県内で試合をしていました。

今思うと親子ともどもとんでもない経験でした。

二男と三男は全日本少年サッカー大会も山梨県で出場したのですからはちゃめちゃです。

チームの仲間もこんな家族をあたたかく受け入れてくれて,夏にはお泊りもさせてもらいました。

二男はチームの遠征にも参加しました。

ただし,地元のチームにいる時は週に4回はサッカーをしていたのに,月に2回だけのサッカーになってしまい,二男と三男は徐々にサッカー選手ではなくなっていきました。

走れない。戦えない。気持ちがついていかない。

近くで観ていて,親としても辛かったですし,二男と三男に厳しい言葉をたくさんかけてしまいました。

小学校6年生の二男

そしてコロナ禍です。

山梨に行くことができなくなり,ますますサッカーから気持ちが離れていきました。

二男と三男は山梨のジュニアチームを山梨で挨拶することもできずに退団しました。

悶々とした日々を過ごす中で,二男と三男は地元の少年団に入ることを決めました。

小学校のグランドで練習をするので自転車で通えます。

これまでは片道4時間かけて山梨まで通ってサッカーをしていたのですから近すぎです。

少年団は二男の加入のおかげかどうかは微妙ですが,市内のリーグ戦で過去最高の成績を残しました。

二男の加入を喜んでくれて,二男もジュニア年代を無事に終えることができました。

二男はジュニアユースの進路として,アメージングアカデミーのセレクションを受けましたが不合格でした。

失意の中,地元のクラブチームの体験も行きましたが,エコノメソッドを導入した奈良クラブの合格を何とかもらえたので,地元から週末だけ奈良に通うと言うまたしてもはちゃめちゃな決断をすることになりました。

長男が高校生になった時に奈良に来る可能性が出てきたことも決断の理由でした。

中学校1年生の二男

二男の中学校1年生は言葉では言い表せられないぐらい大変でした。

金曜日に二男を連れて奈良のフットボールセンターに向かい,そのまま車中泊をしたり,ホテルに泊まったりしながら,土曜日の試合をこなすという生活をしていました。

二男は地元の中学校では陸上部に所属していましたが,山梨にいたときのようにサッカーは週末だけなので,チームメイトとのコミュニケーションも十分にとれませんし,頭の切り替えができずサッカーに集中できませんでした。

そこにまたしてもコロナ禍です。

県をまたいだ移動を制限され,二男はついにサッカーを辞めると言い出しました。

私は二男がそこまで自分の意志を持ったことを認め,二男と一緒にまずは1年間頑張ることを約束しました。

二男も苦しかったと思います。

しかしもっと苦しいことが待っていました。

それは中2になったらどうするかです。

長男の奈良クラブ入りは決まっていました。

長男は学生寮に入るかどうか迷っていました。

私たちには以下の選択肢がありました。

①長男が寮に入る。二男は奈良クラブを辞める。

②長男と私が奈良でアパート暮らしをする。私は仕事を辞める。二男は奈良クラブを辞める。

③長男が寮に入る。二男はこれまで通り地元から通う。

④長男と二男と私が奈良でアパート暮らしをする。私は仕事を辞める。二男は奈良の中学校に転校する。

⑤家族で奈良またはチーム活動に通える範囲に引越す。二男と三男は転校する。

どれも難しい選択です。

二男はこの決断を避け続けました。

私はそんな二男にイライラを募らせていきました。

ついに爆発しました。

大声で叱る私に対して,二男は泣きながらサッカーを辞めると言いました。

私は本当にそれでいいのか,自分も分からなくなっていました。

家族で苦しい時間が続きました。

結局,二男は転校して奈良に行くことを決めました。

可愛らしいのですが,スマホが買ってもらえるとおまけがついたことで二男も気が楽になったようです。

「物で釣る。」

決して良いことではないのですが,こうして二男は慣れ親しんだ地元を離れて奈良に引越し,長男と私と男3人暮らしすることになったのです。

中学校2年生の二男

奈良に来て新しい学校に慣れるのには多少時間がかかりました。

先生からも心配されました。

でも今はライン交換して,遊ぶ約束までするようになりました。

二男はまだ中2ですが,なかなか波乱万丈の人生を歩んでいます。

地元の友だち,山梨の友だち,奈良の友だち,サッカーを通してたくさんの友だちができました。

私の人生をすでに上回っています。

心から尊敬します。

そんな二男の久しぶりの帰省です。

二男は「久しぶりに長男に会える。」と嬉しそうに言いながら,荷造りをしていました。

長男とはもはや奈良生活の同志です(^^)