エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
サッカー愛にあふれたうんちく話

初めての海外挑戦

海外へ挑戦の始まり

最近,子どもたちが海外でサッカーをする機会が増えているように思います。

自チームの海外遠征。

セレクションで合格して参加。

キャンプMVPの特典。

色々な方法で海外を経験できるようになりました。

私たち家族は海外旅行をするような家族ではなかったので,自分たちの生活の中に海外という選択肢はありませんでした。

久保建英選手がFCバルセロナキャンプの特典でスペインのバルセロナに行ったという情報を知った私は,インターネットでいろいろと調べてみました。

するとFCバルセロナキャンプの特典以外にも,いろいろと海外に行く方法がわかってきました。

だから長男が小学校2年生の冬にJグリーン堺で行われたFCバルセロナキャンプに初参加した1番大きな目的は「久保建英選手のようにMVPをとって海外に行きたい」でした。

しかし,実際は目的通りにはいかず,MVPどころかグループの中でも良い評価をされているようにも思えませんでした。

ただし,長男はFCバルセロナのトレーニングウェアを着ることができて嬉しそうだったので参加したこと自体には満足できました。

ついにメンバーに選ばれた

次の照準は長男が小学4年生の時に参加したサッカーサービスキャンプでした。

長男はサッカーサービスって何?というぐらいでしたが,このキャンプから選抜された選手がスペイン遠征できるという特典に魅力を感じての参加でした。

長男は総合MVPになることはできませんでしたが,大阪クールのMVPになることができ,スペイン選抜メンバーに選ばれました。

そのことが決まってからはパスポートをつくったり,スーツケースを買ったりと急いで準備を進めました。

家族で海外旅行に行ったこともの無いので全てが初めて尽くしでした。

涙の初海外へ

長男は5年生になる前の春休みに約1週間のスペイン遠征が行われました。

私たちは仕事の都合をつけて成田空港まで長男を送っていきました。

成田まで長男を送っていくという経験も私たちにとっては初です。

私たちは長男とそれだけ長く離れたことは無かったですし,ましてや長男の行き先は海外なので期待よりも心配が勝っていました。

徐々にドキドキが勝ります。

長男も大好きなサッカーをスペインでできる喜びもありましたが,やっぱり不安がありました。

いよいよ選抜チームで搭乗口に向かう瞬間,さっかいまでニコニコしていた長男の表情が曇りました。

ふと涙がポロリ。

誰にでも初めてがあります。

私たちにとっても長男にとっても初めての経験です。

長男はスタッフの方と奥へと進んでいき,やがて見えなくなりました。

私たちは長男が見えなくなるその瞬間まで目を凝らして別れを惜しんでいました。

応援する気持ちとしばらく会えない寂しさ。

スマホを持たせていないので連絡を取る方法もありません。

成田から帰る道中,空を飛ぶ飛行機が全て長男が乗っている飛行機のような気がしました。

こうして私たちの海外挑戦は幕を開けたのでした。