エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ガチンコ子育て話

3連休の俺ら

週末にブログの投稿をするのは出来なくもないですが丁寧にはできない。

そんな感じです。

ですので月曜日に日記風で投稿する作戦を思いつきました。

お暇な方は私たち家族の週末をのぞき見してください。

9月23日(金)

前日にFCペルソナ時代のチームメイトが奈良まで遊びに来てくれました。

彼は東京でファッション関係の仕事をしている夢追い人なのですが,私の子どもを小さい時から可愛がってくれています。

この日は長男が奈良県U18リーグ3部の公式戦がありました。

でも台風の影響を受けた大雨。

場所も帝塚山学園第2グランド。

つまり土です。

グランドは帝塚山の選手たちが石灰を手で撒かなければいけないほどでした。

私が現役の頃も同じように手で撒きましたが,懐かしさというより,かわいそうという気持ちでした。

試合が開始してからも雨風は強まるばかり。

まさに泥んこサッカー。

浮き球を前に蹴って蹴って蹴りまくる。

仕方がないとはいえ,残念なサッカーになりました。

長男は前半のみ出場。

かなりアドレナリンを出して戦っていました。

良い傾向です。

大雨の中の接戦でした。

奈良クラブユースは何とか勝利し2部リーグへの昇格を決めました。

奈良クラブユースの歴史的な日がこの天気とこの内容。

記念撮影の写真を観ると,いつか過去を振り返った時に,「彼らがいたから今の自分たちがいる」と実感できる,そんな泥だらけの笑顔でした。

帰り道,アメージングアカデミーの泥だらけ仲間と一緒にラ・ムーに寄り道して,100円たこ焼きで密かに昇格を祝いました。

アパートに戻りました。

雨が上がったので,二男は私の友だちと一緒に公園でサッカーをしました。

私は夕ご飯の下ごしらえをしてから,公園に行って久しぶりに二男とサッカーをしました。

と言ってもリフティングをしただけですが,二男は楽しそうにボールを蹴っていました。

「サッカーって楽しいよね。」

そんな懐かしい気分になりました。

夜は友だちと一緒に生駒市にある治療院に行きました。

友だちは右足の靭帯が切れたまま生活をしていて,競技としてのサッカーは難しい状態でした。

「愛があるな。」

治療後の友だちの言葉でわかるように,満足をして治療を終えました。

アパートに戻って日本代表対アメリカをテレビ観戦しました。

長男も一緒になって観戦しました。

じっくりと観るのも楽しいですが,みんなで騒ぎながら観るのも楽しいですね。

三苫選手のゴールに静かに盛り上がりました。

アパート何で…。

久しぶりに一ファンになった気分でした。

9月24日(土)

7時台の電車で友だちが帰りました。

2泊していきましたが,その間に二男や長男に前向きな言葉をたくさんかけてくれました。

私は子ども達についつい厳しい言葉をかけてしまいますが,客観的な接し方で生き方を導いてくれたので,二人とも自然と自尊感情が高まった様子でした。

主観と客観のバランス。

子育てにも必要な考え方だと思います。

今回は自分を見つめ直す機会になりました。

今日は二男のTMとトップチームのホーム戦です。

二男をロートフィールド補助グランドに送迎しました。

長男と並んでイスに座り,気持ちの良い秋風を感じながら,二男のTMを観戦しました。

二男は初めて3バックの中央でプレーしました。

いつも以上に二男の声が聞こえてきました。

「○○が空いてる。」

「○○下げろ。」

コーチングは二男の課題でしたが今日はそんな自分と向き合っています。

二男はもともとシンプルなプレーが特徴ですが,GKと数的優位を作りながら,前後左右にボールを供給していました。

二男のラインアップが遅いので相手を待ち受けてしまうことも含めて,たくさんの失敗が経験できたTMになりました。

長男はおにぎりを食べたり玉子スープを飲んだりしながらくつろいでいました。

穏やかな時間になりました。

そろそトップの会場入りの時間です。

今日はアメージングアカデミー時代の保護者も観戦に駆けつけてくれます。

長男を可愛がってくれた保護者の方も来るので長男も楽しそうです。

三郷町民のブースでチケットを受け取り,キックオフの1時間半前に会場に入るとまだまだ席は空いていました。

再入場ゲートから外に出てスタジアムグルメで軽食を取っていると,これまでのロートフィールドのホーム戦より活気というか祭り感が高まっていました。

入場者数に期待感が上がります。

キックオフ前とハーフタイムには奈良学園大学のマーチングの演奏がありました。

若々しさと清々しさ,迫力に満ちた演奏は会場を気持ちよく盛り上げてくれました。

ホーム戦には毎回来てほしいぐらいです。

さあ,いよいよキックオフです。

バックスタンドやゴール裏の芝生席に絶え間なく人が入場して来るのが見えます。

私が奈良クラブの応援に来てまら初めて見た光景でした。

ハリセン効果は絶妙で,会場が太鼓のリズムに乗ったハリセンの音で一体感が生まれます。

決してJリーグに劣らない会場の雰囲気が出来ていました。

試合内容は,うんちく話にとっておきます。

敗戦は非常に残念でした。

でも5000人を超える観客が集まりました。

スポーツビジネスの難しさを経験したことがあるだけに胸がモヤモヤしますが,奈良県の可能性を示した歴史的な試合になったことは間違いありません。

あとは結果ですね。

奈良クラブアカデミーは片づけを手伝いました。

長男と二男も働いています。

だから仕方がありませんが,何とか渋滞を抜けてアパートに戻った時には,もう19時を超えていました。

今日は実家から三男が遊びに来ています。

家族全員がそろったのは1か月ぶりです。

みんなでガストに食べに行きました。

長男も二男も,なにより三男が楽しそうです。

それがとにかく嬉しい。

家族がそろうだけで幸せになります。

アパートに戻り,UNOをしたり,デザートを食べたりしながら,のんびりと過ごしました。

夜は全員で雑魚寝。

私は三男が近くにいたので久しぶりに湯たんぽがわりにして寝ました。

三男はもう6年生です。

子どもの成長は早すぎます。

9月25日(日)

いよいよ3連休最終日です。

今日は長男の3部リーグの試合,そして三男が帰る日です。

朝から5人分の朝食を作りました。

長男と二男と私は余裕で食べきれます。

でも三男は全然食べられない。

徐々に嫌になってきて食べようとしなくなりました。

私は

「一生懸命食べているなら助けられる。嫌なことからすぐに逃げるな。」

と言って叱りました。

久しぶりに会った三男にはかわいそうなのですが,また私は三男に厳しいことを言ってしまいました。

実家での生活で,朝寝坊がひどくなったり,食べるものが偏っていたり,色々なことが崩れてきている三男をいつも心配しています。

さらには最近,軽く喘息に近い咳が出るようになっていました。

私はそんな三男に気づいてほしいと思っていました。

長男と二男は奈良に来て一度も体調を崩していません。

体重も5~6kg増えました。

これが何を意味するのか。

私は後ろ髪を引かれる思いで,長男と二人で試合会場の桜井高校を目指しました。

桜井高校は9月になって3回目の来校です。

リーグ戦も残り2試合です。

土のグランドは現状では致し方ないとは思いますが,それでも丁寧にビルドアップは出来ると思います。

ミスをたくさんするでしょうが,育成年代として大切なことを学ぶことができます。

でも,残念ながらリスクを回避した事故狙いと思えるロングボールとハイプレッシングのサッカー内容に終始しました。

サッカーには勝敗があり,リーグ戦には昇格があるので,勝負に執着しなければいけないことは理解できるのですが,育成年代に学ぶことは「勝負に執着するサッカー」だけではないと思います。

非常に残念な気持ちで観戦していましたが,長男はそれでも試合を落ち着かせようとしたり,左右にボールを動かしたりしていました。

スルーパスを通したり,ワンツーで突破しようとしたり…。

相手を観て有効なスペースを探しながらサッカーをする。

長男はフル出場し,久しぶりに1得点1アシストを達成しました。

三男は長男の得点を観て喜んでいました。

二男はイスに座ってスヤスヤと寝てしまいました。

時間が過ぎるのはあっという間です。

ついに三男が帰る時間になりました。

「じゃあ。」

と言って三男は車に乗り込み,あっさりと実家へ帰っていきました。

「この時間が一番いややわ。」

山梨から帰るときも,奈良から帰るときも,ずっと嫌な時間です。

これが今年で4年目。

小さくなっていく三男が乗った車を眺めながら,「この生活を選んで良かったと思える未来になってほしい」と願うばかりです。

帰り道,二男の誕生日が近いこともあり,ラスパ西大和のGUに買い物に行きました。

ちょっとおしゃれになってきた二男は,パーカーとTシャツ,デニム風パンツを買って上機嫌です。

さらにもらった図書券で欲しかったマンガ本を8冊も買ってました。

最高の気分なのでしょうね。

アパートに戻ってから,やるべきことをさっと終わらせて,ひたすらマンガを読んでいました。

現金なものです。

長男の誕生日も二男の誕生日も奈良で迎えます。

奈良県民になり奈良での生活が当たり前になってきました。

この生活が出来るのはあと少しです。

いつかは巣立っていく息子たちとの全力奈良生活に後悔は残したくないと,ニキビが出来てきた二人の寝顔を眺めながら思いました。