エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
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煮物とサッカーの関係

最近は煮物にチャレンジしています。

大根の煮物。

里芋の煮物。

蓮根の煮物。

他にもやってみたいのですが,なぜこのような心境になったかというと,ズバリ寒くなったからです。

だし汁が染み込んだホッカホカの煮物が食べたいなと思うようになりました。

ちょうど買い物に行くと里芋や蓮根など煮物に合いそうな食材が並ぶようになったのも理由の一つかもしれません。

私はこの生活を始めてから,子ども達には季節の物を食べさせたいという思いが強くなりました。

いろんな方の助言もあり,食の大切さは確信になりましたし,日本の風土で育っている私たちに合う食材や食べ方があることも分かりました。

だとするとこの時期は煮物でしょう。

鍋物あるのですがそれは次のチャレンジにします。

煮物をやり始めて分かったことがあります。

それは「奥が深い」ということです。

醤油,みりん,砂糖,酒,出汁。

これらが主な調味料になるわけですが,「うっま!」と思えるほどの味に出来たことはほとんどありません。

種類が限られた調味料なのに,ちょっとした加減で味が変わってしまいますし,野菜そのものの味も加味されます。

格好つけるなら,食材と調味料が醸し出す絶妙なハーモニーが煮物です。

私はそれらを不協和音にしてしまっているのです。。。

下ゆでも知らなかったの仕方がないのですが,煮物はまさに残すべき日本の遺産だと思います。

というわけで今日も里芋と蓮根に煮物に挑戦しました。

生まれて初めて蓮根を切りました。

シャキッという切れ味が気持ちいいなんて思っていましたが,いざ煮込んでいくと気持ちよくありません。

見た目はそれっぽくても,味が染み込み切れてないぼけた感じです。

 

うーん。

やっぱり深い。

って煮物で悩める私の人生は幸せです。

人生の中で煮物に悩める時間が出来るとは。

ツイッターなどでアドバイスをくれる方もいて本当に感謝しかありません。

しかし,気づいたことがあります。

人生の先輩というか百戦錬磨というか,そんなおばあちゃんのような存在が身近にいてほしいということです。

それだけ私が未熟なのもあります。

姑が嫁に家の味を伝えていく。

昔ながらの考え方で賛否ありますが,私は自分が料理をしてみて納得できる部分もあります。

料理って本やインターネットを観ればできるような気になるのですが,案外そうでもなくて,近くで実際に教えてもらわないと分からないことがあるのです。

例えば,どれくらい煮たらいいのかとか。

7~8分と書いてあっても期待していた味にならなかったりするのです。

たぶん些細なことなんでしょうが,絶対に外してはいけない大事なことが出来ていないのです。

確かな料理とは,しっかりと人と人がコミュニケーションをとりながら受け継がれるものなのかもしれませんね。

いきなりですが,無理やりサッカーに関連付けます。

サッカーも国によって違いがあり,深くて,人と人がコミュニケーションをとるスポーツです。

コーチから選手に向けて些細だけど大事なアドバイスがあります。

そこにはオンラインでは伝わりにくいニュアンスがあるのです。

煮物とサッカー。

かなり強引なオチですが,「似ていないようで似ている」のかもしれません。

さあ,今日の昼ご飯はぼやけた煮物です。

長男,ごめんね。