エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ちょっといい学校話

誰と出会うのか

なぜ語学力が身に着くのか

三苫選手が英語でインタビューに答えていました。

https://www.youtube.com/watch?v=f8bf_M-4ztQ

海外で活躍している日本でプレーしていた選手たちは語学力の重要性を理解しています。

選手間でコミュニケーションがとれると言うメリットだけではなく,「郷に入ったら郷に従え」の精神で,彼らの公用語を使うことで文化を積極的に受け入れようとしている姿勢が仲間意識を高めます。

私は中学校から大学まで英語を学びました。

でも話せません。

当時から苦手意識が強く進んで勉強しなかったツケが今さらやってきました。

世界でこんなに長い期間勉強したのに話せないなんてありえるのでしょうか。

ではなぜ彼らは語学力を高めることが出来たのでしょうか。

目的意識を持つこと

受験英語の功罪もあるでしょうか,何より目的意識がありませんでした。

もし英語を学ぶ目的が受験ではなく会話だったら…。

すごく残念です。

長男は将来に向けて英語やスペイン語が必要になります。

目的意識があるので他の教科よりも関心があり,テストの点数も比較的高いです。

でも問題があります。

長男は人見知りです。

きっと語学力が高い人は「他者とのコミュニケーションに楽しみを見つけられる人」なのだと思います。

だから長男は自分をぶっ壊して積極的に外に出ていかないと,私のような受験英語で終わってしまうでしょう。

このことは他の教科にも言えます。

結局は本人の目的意識の問題です。

何を目的に勉強するのかで学習内容の習熟度は変わります。

二男は勉強が苦手です。

それはきっと目的意識が無いからです。

どうしたら目的意識を持てるのか

私は小学校教諭でした。

小学生の頃から目的意識を持って勉強している子どもは案外少ないです。

お受験をしている都心部は違うかもしれませんが,地方の公立校ではそれが一般的だと思います。

では都心部と地方で子どもの能力に違いがあるかというと,そうではないと思います。

環境はかなり大事だと思いますが結局は本人の目的意識次第です。

人との出会いが大切

私は環境以上に人との出会いが大きいのではないかと思っています。

長男の場合はイニエスタ選手に憧れたことが大きかったです。

二男の場合はまだそれがありません。

何を仕事にするかよりも誰と仕事をするか。

二男にとってはその誰かとの出会いが目的意識につながるのでしょう。

そう考えると学校教育の中で,人との出会いを大切にする実践は重要です。

昨年度,奈良クラブのトップの選手が学校を訪問をしていました。

この出会いによって将来のイメージを持てた子どもがいるかもしれません。

カリキュラムをこなすことは大事なのですが,何のために学習しているのかを理解することの方がもっと大事なのだと思います。

これからの人生を幸せに生きていくために,子ども達には素敵な出会いをしてほしいと願う今日この頃です。

おまけ

私はこの生活を始めて奈良の方々と積極的に関わりました。

SNSにも挑戦しました。

地元に居たら出会わなかった方と出会いました。

きっと私の可能性は広がっているはずです。

後は自分次第。

あ、二男と同じですね(>_<)