エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ガチンコ子育て話

その時まで勉強は続くのね

主夫になって今まで誰かに任せてきたことを経験する日々。

分かった気になって偉そうにしていた自分が恥ずかしい。

そんな気持ちです。

では恥ずかしいついでに,今週私たちに起きた出来事を綴ります。

 

【月曜日】

二男が学校から帰り,皮膚科に行きました。

二男が

「なんかのどが痛いんよな。」

と言いながら咳をしています。

私は

「インフルなんちゃうん?」

と二男に冗談ぽく言っていましたが内心では不安を感じていました。

 

【火曜日】

いつもの時間に二男が起きてきました。

昨日より喉が痛いそうです。

我が家では毎朝体温と体重を測っています。

二男は37.2度でした。

私の不安は的中しました。

二男は温かいスープだけ飲んでもう一度寝てしまいました。

私は教えてもらっていた内科に電話しました。

でもつながりません。

直接行ってみました。

すると張り紙がしてあって,受付の時間がまだだと言うことが分かりました。

私は家に戻り,その時間を待ちました。

時間が来たので電話をすると「初診であること」,「発熱外来は制限をかけていること」,この二つを理由に受診を断られてしまいました。

コロナウィルス感染症の対応で色々と制限をかけているのだそうです。

私が調べてほしいのはインフルエンザの方だったのですが,そのことを言いだせないままでした。

私は最寄りの内科に電話をかけまくりました。

全てダメでした。

仕方なく中学校に相談をしてみました。

先生に教えて頂いたクリニックに電話をすると,午後からの発熱外来に受け入れてもらえました。

何とか医療機関で診てもらえることになったことを二男に話しました。

二男は少し気持ちが楽になったのか,ご飯を少しだけ食べました。

その後,鼻歌を歌いながらタブレットで動画を観てくつろいでいましたが,すぐに

「お腹が痛い。」「胸が気持ち悪い」

と言い出し,食べたものをトイレで戻しました。

朝から排便も出来ていません。

二男はみるみる落ちていき,体温も38度になりました。

長男とお昼ご飯を食べた後,しばらくしてクリニックに出かけました。

そのクリニックでは車中から発熱患者に対応する方式でした。

二男は唾液でPCR検査を行いました。

結果は翌日です。

今日はこれで終わるのかと思いきや,車内にいたままの問診で二男が腹痛があることを話すと,突然にクリニック内に移動するように言われました。

私たちは一室に案内されました。

そこでまずは血液検査をすることになりました。

注射嫌いの二男は急に険しい顔になりました。

運が良いのか悪いのか,二男はなかなか注射が上手くいかず,結局3回目の注射で血液を採ることが出来ました。

針が刺さるたびにものすごいしかめっ面になる二男を見ていて,不謹慎にも私は思わず笑ってしまいました。

そのまま点滴になりました。

なぜこんなことになったのかというと,二男の問診で虫垂炎の疑いが出たからです。

このあと血液検査の結果を受けて,医師から直接お腹を押したり聴診器で体内の音を調べる問診を受けました。

その際に虫垂炎なら手術になるかもと言われたので,二男はめちゃくちゃ焦っていました。

次はCTです。

二男は点滴をしたまま歩いて検査室に向かいました。

しばらくして二男が戻ってきました。

また時間が空きました。

常に間隔は30分ほど空いています。

二男は38度以上あるのですが,もはやそれどころではありません。

ようやくCTの結果がでました。

虫垂炎の可能性は限りなく低いそうです。

私と二男は「そりぁそうだ。」と内心思っていました。

出も二男は安心して半泣きでした。

次は会計です。

でもなかなか来てくれません。

そのうち点滴が無くなり血が逆流を始めました。

慌てて内線で連絡をしました。

駆けつけてくれた方が点滴を外してくれましたが,外し方に失敗したのか,二男の血液が床にこぼれてしまいました。

その方はガーゼで床を拭いていましたが,そのガーゼは部屋の中のゴミ箱に捨てていきました。

なんかもう笑うしかありません。

かなり待ってようやく会計の方が見えました。

PCR検査の結果が出ていないので仮の領収証だと言うのですが,支払額はなんと10000円でした。

これに痛み止めの薬を入れて10650円です。

私はPCR検査に4000円は用意していて欲しいと言われていたので,一応多い目に用意していましたが,金額に衝撃を受けました。

私が子ども医療の助成の制度のことを良く分かっていないのが原因だと思うのですが,それにしても驚きました。

14時ごろにクリニックに来てほんとに色々あって帰るころにはもう19時です。

私たちはインフルエンザの検査のことを言う気力もなくアパートに戻りました。

私は帰りをずっと待っていた長男に急いで夜ご飯を作りました。

二男は39度近くまで熱が上がっていたので,水分をとってから寝室で布団に潜り込みました。

症状は診察前と変わっていませんがそれ以上に精神的に疲れたようです。

注射の後のガーゼを触りながら寝てしまいました。

この日は三人が別々のところで寝ることにしました。

 

【水曜日】

長男がのどが痛いと言い始めました。

私は「やっぱりか」と思いました。

長男に朝ご飯を食べさせました。

長男は恒例にしている朝ヨガをした後,「のど飴を買ってくる」と言って,近くのコンビニまで歩いて行きました。

二男はずいぶんすっきりしたようです

体温も36.8度まで下がりました。

私は「やっぱりインフルエンザなんじゃないか」と思いました。

クリニックから連絡がありました。

まずは虫垂炎の確認です。

もちろん二男は大丈夫です。

続いてPCR検査の結果ですが,無事に「陰性」でした。

これで残されたのはインフルエンザです。

私は「インフルエンザの検査をしたい」と伝えました。

するとクリニック側からは「実はPCR検査とインフルエンザは同時に検査が出来ました。」と説明がありました。

私はてっきりPCR検査の結果が出ないとインフルエンザの検査をしてもらえないと思っていたので,それだったら昨日のうちに受けたかったと伝えました。

結局,この日の昼にもう一度来院して検査を受けることになったのですが,私の無知が原因で二男には悪いことをしました。

ついでに医療費のことも伺うと,最初は全額負担になると言われたので,子ども医療費の助成制度のことを伝えました。

それでもよくわからない回答だったので,役場の保険課に連絡をして確かめました。

役場では仮の領収証なので内訳が分からないから,もう一度クリニックに問い合わせてほしいと言われました。

私はまたクリニックに連絡をして役場で聞いた話を伝えました。

すると会計の担当の方から,昨日の受診と今日の検査は全て保険の対象内になると言っていただきました。

いい歳して恥ずかしい限りですが,私は安心して二男のインフルエンザの検査に向かいました。

実は長男は朝から数学の勉強をした後に,「体中が痛い」と言い出して布団に潜り込んでいました。

間違いなく長男もコロナウィルス以外の何かに罹っています。

二男はクリニックで車中からインフルエンザの検査を受けました。

結果は陽性。

やっぱりインフルエンザでした。

ということは長男も・・・。

二男はもう解熱しているのでタミフルはもらわず,自宅療養期間だけを確認して会計を済ませました。

ようやく正式な領収書を頂き,内訳を知ることが出来ました。

アパートに戻ると,今度は長男が地獄を味わっていました。

体中が痛くて,全身が重くて,気持ち悪くて仕方がないそうです。

私は飲むゼリーを買ってきました。

二男は完全復活しているので,

「パパ,腹減った。」

何て言っています。

現金なものです。

長男はたまにふらっと起きてきては,

「キツイ。辛い。こんなにしんどいのは久しぶりや。」

とソファーに座ってぶつぶつ言っています。

でも頬はげっそりとしています。

かわいそうですが虫垂炎の疑いが無いだけまだましです。

二男は学校からオンライン授業用の端末を借りました。

明日からはこれで授業を受けます。

月末に期末テストがあるので休んでいる間に授業が進んでいくことを心配していました。

テストのことを気にするようになっただけ多少は成長したようです。

結局,長男は夜もずっとうなされていました。

1時間寝ては起き,寝ては起きと繰り返していました。

 

【木曜日】

長男は37.1度まで下がりました。

「ちょっと楽になった。辛かった。」

と言ってようやく飲むゼリーに口を付けました。

二男は端末でオンライン授業を受けながら,

「進んでいて分からんところがあるわ。やばいいわ。」

と言っています。

長男はまだ少しだるいらしく,今も寝ころんでいます。

後は私のみ。

今のところ大丈夫なのですが,おじさんなだけにかなり鈍感になっているだけなのかもしれません。

 

さて今回は私の無知で恥ずかしい話を綴りました。

子ども達には本当にかわいそうなことをしました。

これまでの分かったような顔をして偉そうにしていた自分が情けないです。

でも時間は戻りませんから恥ずかしがらずにその時その時に学んでいくしかありません。

もし先生を止めなかったら無知のままプライドだけ高いおじいちゃんになっていたと思うと恐ろしいですね。

今回の出来事で,分からないことがあれば遠慮しないで人を頼って聞いて行こう」と素直に思えました。

人生はその瞬間までずっと勉強ですね。