エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
勝手に「ナラディーア」日記

3月14日(火)「ゆるい草刈り」

今日はナラディーアの草刈りをしました。

きっかけはホタリーナ保存会の草刈り機をお借りして奈良クラブのスタッフがナラディーア内の草刈りを行うことになったことを知ったからです。

私はナラディーアの工事が始まってから約1年間,進捗状況を見てきましたから,桜の木につるが絡まりつき雑草が覆い茂った斜面をずっと残念に思っていました。

ここをきれいにしたら子ども達は斜面で楽しく遊べるだろうし,桜の季節になれば選手達だけでなく地域の人達にとっても癒しの場所になる。

遊歩道が整備出来たら散歩がてら選手たちのプレーを観戦したり,お弁当を広げて花見をしたりできる。

そんなことを思っていました。

だから早速私は長男を連れて草刈りに参加したのでした。

 

私は奈良クラブの方と相談をしてボード裏と奥の観客席の草刈りをしました。

特にボード裏は夜の練習でボールを放り込むとボールが見つからなくなるほどの草むらになっていましたし,側溝が草に隠れているので足を突っ込んでしまう恐れがありました。

私はせっせと草刈りをしていました。

長男には「やりたくなったら手伝って。」と言ってありました。

しばらくすると長男とユースの仲間が集まってきました。

彼らに作業用手袋と鎌を渡しました。

そこはいつも自分たちがボールを放り込んで探すのに困る場所です。

彼らは楽しそうに草を刈りだしました。

やらされるのではなく自分達から。

草刈りはすぐに成果が出ます。

やればやるほどきれいになっていきます。

彼らは夢中になって草を刈っていきました。

そこで私は彼らに「環境美化部」の立ち上げを提案しました。

イメージは学校の委員会活動みたいなものです。

やりたいときにゆるく活動することを目的にします。

そこで部長と副部長にはこのゆるさにあった人材を指名しました。

彼らは笑顔で承諾してくれました。

 

正直なところ,私からしたらこの活動が継続してもしなくてもどうでもいいです。

自分たちの場所が自分達次第で愛着のある場所に出来る。

そんな気持ちになるきっかけが出来ればそれで十分です。

多感な中高生は,指導者側から一方的に求められる奉仕作業に違和感を持ちます。

彼らはバカではありません。

ちゃんと奉仕の意味を理解しています。

強制的な奉仕…。

そんなおかしなことが世の中にはたくさんあります。

彼らの社会である学校にもあります。

だからこそ大人が子どもと一緒に作業したり一緒に考えたりすることが大事なのです。

彼らも反発したくてしているわけではなく,反発したくなるようなやり方で押し付けられるから反発するのです。

今日は肝心のゆるさを生かして,好きな女優さん(グラビアアイドルも可)の話題や初デートで行きたいところを話題にしながら草刈りをしていました。

永野芽郁さん,芳根京子さん,広瀬すずさん,浜辺美波さん,スポーツ観戦,スキューバダイビング…。

ニヤニヤしたり,爆笑したりしながら草刈りをする高校生と50歳前のおじさん。

すばらしい活動初日(次回は未定)になりましたね。

ちなみに活動をした場所は結構きれいになりました。

これでボールを見つけやすくなりましたし,観戦するときに草も邪魔にはならないと思います。

竹ぼうきがあればもっときれいになるのですが,一度に成果を欲張り過ぎないことも大事ですね。

私的にはもっと活動しても良いですが,そこはゆるーく部長と副部長の気分に任せることにします(‘ω’)ノ