エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ガチンコ子育て話

自然な自主性を促す子育て

私が仕事に復帰して変わったことがあります。

それは長男が家事を進んでしてくれるようになったことです。

長男が今してくれている家事は,風呂掃除,ご飯炊き,洗濯物たたみ,皿洗い,布団の準備です。

私がこれまでのように平日に動けなくなったので,郵便局に行く等のお使いも行ってくれます。

本当に有難いですし,こうやって動いてくれる長男がいて家事が回っています。

奈良に来てからというもの,私はずっと過保護ととられて仕方がないような関わり方をしてきました。

ほとんどの家事を行い,数時間かけてグランドまで送迎していました。

きっと「親がやり過ぎや」とか「もっと子どもにもやらせた方がいい」と思われた方が見えたと思います。

確かにそれもよくわかります。

でもそれだけの愛情を注いできたのには理由があります。

それは「誰かにやらされる」という感情では無く「自らの意志でやる」という感情を育てたかったからです。

よく子どもは親の背中を見て育つと言いますが,私は自分の背中を見せると言うよりは「子どもを最優先にしている」という想いが子どもに届くようにしてきました。

そうすることで子どもは自分が大切にされていると実感が持てると思います。

親子なので時には喧嘩をしたり,気まずくなったりすることもあります。

それでも子どもは自分が大切にされていることを知っているので,きっと心が離れることはありません。

長男はそんな感じだと思います。

私が4月から仕事を始めたことで,明らかに忙しくなりました。

これまで子ども達にしてあげていたことが出来なくなりました。

だからころ長男は「パパが家族のために頑張っているから自分もがんばらなきゃ。」と思い,家族の一員として自主的に家事の協力を始めたのです。

これこそ私が狙っていたことです。

格好良く言えば「自然な自主性を促す子育て」です。

長男は誰にもやらされていません。

だから自分なりに工夫して楽しみながら家事をしてくれています。

これが大事です。

どんなに大切なことでもやらされてしまうと嫌なことになります。

「家事ってさ,色々と忙しいし,考えてやらないかんから大変やな。」

と長男がしみじみと話してくれました。

最近は昼寝をしていないそうなので聞いてみたら,

「それは起こしてくれる人がいないから,自分で起きれやんだら1日が終ってしまうのが嫌やから。そのかわり夜は早く寝ることにした。」

と教えてくれました。

これまでの経験を生かして長男なりに考えています。

勉強も自分で1日の予定を立てて計画的にしているそうです。

成長してました。

長男が自立に向けてまた新しい階段を上ったと思うとやっぱりうれしいです。

次は甘えん坊の二男です。

長男は次男の面倒も見てくれていて,色々とアドバイスをしてくれているそうです。

そんな長男の姿を見て,二男も成長してくれると期待したいですね。

ちなみに二男は多少は片づけをするようになりました(^^)

もうちょっとです。