エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ガチンコ子育て話

たとえタレントが無くても

今週は二男が奈良クラブユースのトレーニングに体験しました。

二男の感想は

「筋トレがきつかった。肩がごりごりする。でも楽しかった。」

でした。

 

実は二男は小学校6年生の秋,アメージングアカデミーのセレクションに落ちています。

その際に,二男のタレントでは厳しいとはっきり言ってもらえました。

この言葉は私たちの心に強く残りました。

それ以来,私と二男の目標は,

「タレントが無くても正しい努力を続ければ見返すことが出来る」

になりました。

私にとって正しい努力とは「信じたメソッドを継続する」ことです。

その年の冬,奈良クラブのアカデミーにエコノメソッドが導入されることを知った私はすぐさま奈良クラブに連絡をしました。

アメージングアカデミーでは叶いませんでしたが,奈良クラブではエコノメソッドの継続が叶うかもしれません。

急遽,練習体験をさせてもらいました。

二男は練習で必死に走りました。

そのおかげでしょうか、何とか合格を頂きました。

 

二男が中学1年生のときは,週末だけ地元三重から奈良に通うという日々を続けました。

コロナ禍も重なり,二男の精神も揺れ,思うようにはいかないもどかしい日々でしたが,どうにかこうにか乗り越えました。

 

そしてアメージングアカデミーの長男が奈良クラブユースに加入するタイミングで私と二男は長男と奈良生活を始めました。

二男はようやくサッカーを日常に出来ました。

その結果,二男は徐々にサッカー選手になっていきました。

 

現在ははっきりと

「ユース昇格したい。Aチームで長男と一緒にプレーする。」

と言うようになりました。

今回の体験はBチームでしたが二男が

「Aチームで体験したかったなあ。」

と興奮して言いました。

そんな欲まで出てきました。

あの山梨で味わった無念や失望,悔しさがあったから,今の二男がいると思っています。

 

子どもの成長には個人差があります。

あのタイミングの二男は大したことなかったと思います。

心がサッカーについてきていなかったと思います。

今でも大したことはないですが,それでもわざわざ中2から転校までして奈良に来たという経験は二男をたくましく成長させました。

人は覚悟を決めると成長します。

人の成長を妨げるものは間違いなく「言い訳」です。

「言い訳」が出来ない環境に身を置くことの価値ですね。

 

二男がユース昇格できるかどうかはまだ分かりません。

もしかしたらまたダメかもしれません。

それでも「挑戦できる」ところまでたどり着いた二男には感動しかありません。

調子に乗るのであまり褒めたくないのですが,よくあきらめませんでした。

よく頑張りました。

この勢いで昇格を果たしてくれたら最高なのに。

いかんいかん,欲張り過ぎかも。