エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
サッカー愛にあふれたうんちく話

安心・安全にプレーするために

FCバルセロナ所属のパブロ・ガビ選手がユーロ予選のジョージア戦で怪我をしてしまいました。

過密日程の中で疲れがとれていなかったことも一つの要因ですが,若さに満ち満ちているガビ選手は代表戦という誇らしい舞台で手を抜くことは出来ませんでした。

負傷して一度ピッチを出た後,すぐに復帰して怪我を悪化させてしまいました。

 

長男はFCバルセロナの熱烈ファンですし,ガビ選手を目標しているので,本人と変わらないぐらいのショックを受けていました。

このことからも分かりますが,全力でプレーすることは大切なのですが,責任感の強い選手ほど疲れた状態で100%のプレーを繰り返すと,怪我のリスクを高めることにつながってしまいます。

二度とガビ選手のような怪我が起きないようにするために,1週間のプレー時間に制限をかけたり,試合は1週間に1試合のみと決めたりしたらどうでしょうか。

 

欧州ではCLがある週は高強度の試合を1週間で2試合こなす選手がいます。

代表ウィークになると長距離移動の時差ぼけの中で試合を行う選手もいます。

これでは疲れがたまるのは当然です。

サッカー協会が選手を守る規定を設けるべきだと思います。

ファンは高い入場料を払って試合を観戦します。

選手はそのファンの期待に応えるために全力でプレーします。

それはプロスポーツとして当然のことです。

でも精神的にも肉体的にも疲れていたら本当にファンの望むプレーが出来るでしょうか。

ましてや観たい選手が大怪我を背負って今シーズンはプレー出来ないとなれば,ファンにとってはこれ以上の失望は無いでしょう。

 

長男はそんな怪我の予防をするために,日常からよく食べてよく寝ています。

栄養バランスを整えた食事を多い目に食べ,毎日8時間以上は寝ています。

大谷翔平選手もよく寝るらしいですが長男も負けていません。

あとは朝から軽くヨガをして体調を整えつつ,お気に入りの治療院で教わった呼吸法と姿勢改善の体操をしています。

長男が所属するチームは平日練習が3日で,練習時間は90分のみ。

週末も土日のどちらかのみが試合でプレー時間も調整してくれます。

自主練はほぼしません。

きっと「練習量や試合数が少ない」と思われる方がいると思います。

私も最初はそうでした。

でも怪我のリスクを減らすことを考えたらこれぐらいで十分なのかなと最近は思っています。

なぜなら長男はいつもフレッシュだからです。

いつでもプレーすることを楽しめているからです。

 

よくジュニア時代は1日中試合をしていて,1日に4~5試合なんていう日もざらにありました。

さすがに子どもたちも最後の方は疲れがたまり,試合そのものも楽しくなくなり,ただただコーチや親に叱られないようにこなしているだけになっていました。

1週間でサッカーをしない日が1日も無いなんて言う武勇伝もありました。

そんなことをしていたら間違いなくガビ選手の二の舞です。

心と身体がフレッシュ且つやる気に満ち満ちていて,当たり前のように100%でプレー出来るコンディショニングを目指す。

協会やチームは選手を守る仕組みを作る。

個人は丁寧な体調管理をする。

こうやって安心安全なサッカーが生まれるのだと思います。