エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ガチンコ子育て話

てげ幸せな宮崎旅行2日目

どんなに疲れていても腰の痛みで目が覚める加齢の悩み。
この日もあっさり6時には目が覚めました。
ぐっすりと寝ている三男を起こして待望の無料朝食に向かいました。
私達は,長男のフットボールチャレンジが始まってからは,全国展開している「コンフォートホテル」をヘビーローテーションしています。
このホテルの素敵なところは朝食が無料なところで,それも無料とは思えないほど内容が充実しています。
二男が中1のときは週末は奈良にいる生活をしていたのでコンフォートホテル奈良を重宝していました。
しかしコロナ禍の影響もあってホテル泊はほとんど無くなっていました。
だから久しぶりの無料朝食にワクワクです。
恒例の締めのホットコーヒーまで満喫した私。
息子達もこれまで通りパンやワッフルにチョコレートソースをかけたり,シスコーンを山盛り食べたりしていました。
本日も快晴。
いざ関門海峡を目指しました。
橋を渡って本州から九州に渡るあの瞬間はやっぱり感動的で,運転しながらでしたがキョロキョロとしてしまいました。
私の車のナビは古いので目的地のアミノバイタルトレーニングセンター宮崎を登録すると,熊本回りのルートを推奨してきます。
グーグルでは大分県回りのルートを推奨するので,車のナビを無視してグーグルを信じました。
でも私がひた走る東九州自動車道はほぼ対面通行です。
だから走りにくくて仕方ない。
この道を数百キロも走らなければいけません。
それでも全国大会に出場する長男の試合が見れるという高揚感で気持ちがなえることはありませんでした。
大分を過ぎた頃,ずっと寝ていた三男が,
「トイレに行きたい。」
と言い出しました。
でもなかなかSAやPAが出てこないので,下道に降りて道の駅を目指すことにしました。
もう宮崎県の延岡市まで来ていました。
赤信号で停っていると,目の前の車に目が止まりました。
「ん?どこかで見たことがある車やな。」
なんとアメージングアカデミーの保護者仲間の車だったのです
すごい偶然。
車の中から手を振ると,振り返してくれました。
奈良発の私達よりもさらに500km以上は長いドライブをしてきたのに,まさかこのタイミングで同じ信号待ちになるとは,つくづくサッカーが繋ぐ縁には感心しますね。
休憩の目的地が同じだった道の駅に到着し,互いに長距離運転の労をねぎらいました。
二男と三男はずっと車中にいたので,気分転換も兼ねて一目散にビーチに向かいました。
真っ白な砂浜。
キラキラと光る青い海。
まさに南国。
二人はサンダルのまま膝まで海に入っていました。
私もせっかくなので入りました。
なんていう開放感。
暑さは尋常ではないですが,これまでの運転の疲れが吹き飛びました。
私達はこの道の駅で昼食をとることにしました。
レストランに入ると二男と三男だけが店員から入店を止められました。
なんと二男と三男は短パンまでしっかり濡れていたのでした。
きっと海水浴客が水着のまま来店することがあるのでしょうね。
二人は注文をしないで車に戻っていきました。
おい!
戻って来た二男は安定の海鮮丼を注文し,私達は宮崎県らしくチキン南蛮定食を注文しました。
山口県のふぐに次いで宮崎県と言えばこれを食べることができました。
あとはマンゴーと冷や汁のみです。
海に入り,鶏肉を食べ,いよいよ本来の目的のサッカー観戦です。
宮崎市にあるアミノバイタルトレーニングセンター宮崎は延岡市から有料道路を使ってまだ1時間以上かかります。
それでもこれまでの距離を考えたらあと少しです。
長男に連絡をしてトレーニングセンター入りの時間を確認しました。
渡したい物(空の水筒とプロテインと水着)があったので,その時間に間に合うように向かいました。
トレーニングセンターはシーガイヤがあった場所に出来たらしく,最寄りの道路標識にはシーガイヤの文字がありました。
窓を開けると暑いけど心地よい海風がさわやかに吹き込んできました。
南国宮崎に来たことを実感しました。
二日かがりでついにトレーニングセンターに到着しました。
天然芝2面に全天候型の人工芝1面の素晴らしい施設でした。
奈良クラブユースも到着したばかりでした。
車を停車させるとボンネットの中から,
「カラカラカラ・・・」
という氷か何かが転がるような音が聞こえてきました。
私は
「こんな所まで来てエンジンが故障したらやばい。」
と思い,長男に荷物を渡すとすぐに最寄りのガソリンスタンドに行って,ボンネットを開けて診てもらいました。
ガソリンスタンドの店員さんからは
「エンジンの中から聞こえます。ディーラーで診てもらうことを勧めます。」
と言われました。
「まじかあ。」
と焦る私。
グーグルで調べると数kmの範囲にディーラーがありました。
ラッキーです。
急いで向かいました。
ディーラーに到着すると,宮崎弁の可愛らしい店員のお姉さんが,すぐに対応してくれました。
事情を説明し,店内に案内されると,ソフトドリンクをサービスしてくれました。
車は心配でしたが,宮崎県民の人柄に触れ,涼しい部屋でティータイムの機会になり,ある意味ついていました。
やっぱり私は幸運の持ち主です。
整備工のお兄さんから宮崎弁で優しく説明してもらい,エンジンの無事も確認できました。
センターに戻りました。
16時過ぎでしたが海風が吹いていたので日陰は十分涼しく感じました。
私達は積み込んであった椅子を用意して試合観戦に備えました。
グラウンドにはクラブユースU18と我が奈良クラブ,そして対戦相手のFC東京の横断幕が飾られ,これから始まる全国大会の雰囲気を醸し出していました。
試合開始45分前には両チームがアップを始めました。
長男は真新しいスパイクを履いて楽しそうにアップをしてました。
ようやくつかんだ全国の舞台です。
そりゃあ楽しいですよね。
徐々に観客も増えてきました。
FC東京はユースにも関わらず声出し応援のサポーターも来ていました。
私達を筆頭にわざわざ宮崎まで駆けつける熱い保護者やサポーターがたくさんいます。
たくさんの思いを背負った長男にとって最初で最後の全国大会がいよいよ始まります。
試合内容についてのうんちくは別の投稿で(^^)
試合が終わりました。
長男は足が痙攣するまで走っていましたが力及ばずでした。
試合後の長男と話すことは出来ませんでしたが,アメージングアカデミー初年度に通訳をしていただいた恩師の方が山梨時代を共に過ごした家族と一緒に観戦に来てくれていたので,宿舎に戻るチームバスを一緒に見送りました。
バスの中には悔しさをにじませた長男がいるのでしょうね。
顔は出してきませんでした。
私達は本日のホテルのコンフォートホテル宮崎に向かいました
すると試合観戦に来ていた元奈良クラブユースの選手がスマホを片手に道を歩いていました。
彼は長男の1つ下の学年で,アメージングアカデミーからの仲間です。
「乗ってく?」
と声を掛けると
「良いんですか?」
と嬉しそうです。
どうやらバスが無いので,歩いて駅前のホテルまで戻るということでした。
ここから駅までは7~8kmはあります。
時刻はすでに7時を超えてますし,さすがに無理があります。
彼は奈良クラブユースが全国大会に行くことになって,いても立ってもいられなくなって飛行機に乗って宮崎までやってきたそうです。
車中で
「またやりたくなってきたやろ。こんな試合見たら疼いてくるよな。」
と彼に話しました。
彼も素直に
「はい。」
と答えて笑っていました。
駅前のホテルに到着しました。
彼は
「ありがとうございます。」
と丁寧に挨拶をしてくれました。
続けるのも辞めるのも,最後は自分で決めるべきです。
でも辞めたからと言ってまた始めたらいけないということはありません
彼は彼なりに今の自分の感情と今日は向き合うことになるのでしょうね。
悩むことがまさに青春です。
私達のホテルはもう少し先です。
そのホテルの駐車場がメガドンキの駐車場という面白さ。
なんとか停めることができ,チェックインをしていると,またしてもアメージングアカデミーからの保護者仲間さんと遭遇しました。
「きっとこのホテルだと思いました。」
私達がずっとコンフォートホテルを御用達にしていることがバレていました。
縁ってすごいですね。
もう時間が遅いので,ホテル近くのラーメン屋で済ませました。
普通に美味しかったのですが,店を出てのれんを見たら「京都ラーメン」と書いてありました。
宮崎まで来たのに京都のラーメンて…。
まあ良いですけどね。
満腹感になったのでこのまますぐに寝たかったのですが,洗濯物が溜まっていたのでホテルでまとめて洗濯をしました。
でも洗濯機の不調でなかなか脱水ができずに,洗濯機の前で30分以上待ち続け,結局1時間ほどかかってしまいました。
ホテルの室内に無理やり干し終わったのがすでに12時超え。
長男の試合が見れた喜び,敗戦の悔しさ,ロングドライブの疲れ,エンジン不調の不安,旅行の高揚感,様々な感情に揺れた2日目もようやく終わりました。
明日は宮崎市観光と長男の2試合目観戦,そして山口県への逆走です…。