エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
(仮の題名)「サッカーが大好きな国でプレーするまでの話」

幼稚園のサッカークラブに入部する

幼稚園のサッカークラブに入部する

長男が通っていた幼稚園にはサッカークラブがありました。週に1回,1時間ほどの練習があります。長男は迷いなく入部しました。グランドにサッカーゴールがある。仲間がいる。ボールがある。トレーニングシューズが履ける。それだけでサッカー選手になった気分です。

長男は練習がある日を待ち望んでいました。練習内容なんて関係ありません。サッカーが出来る。それだけで幸せでした。

庭のサッカーは私と長男の二人だけの関係でしたが、幼稚園のサッカーはたくさんの同級生と一緒にするサッカーでした。自分だけが都合よくプレー出来ないことを学びました。仲間と協力しないと楽しくないことを知りました。長男は少しずつサッカー選手になっていきました。

負けず嫌いの長男は,勝つためにはどうしたらいいのかを考えるようになっていました。この思考は勝負があるスポーツを楽しむにはすごく大切な思考だと思います。私は庭や公園で1対1をしてあげたり,パス&コントロールの相手をしてあげたりしました。わざと逆足を使わなければいけないように制限をかけたりしながら,ボールを扱うときは両足を使うことも意識させていきました。

おそらくサッカー限定ですが、長男はほとんどの子どもが何度も練習しないと出来ないような事でも、なぜかすぐに出来てしまうという特性があります。だから、私と遊びながら学んだ事は、すぐに練習で表現していました。あるときは、私が仕事から帰って来たので、「パパ見て!」と言って、テレビで観たプロサッカー選手のプレーを披露してくれました。長男は真似したいと思ったらしく、家の庭で練習をしていたそうです。私はただただ感心しました。

幼稚園のサッカークラブはごくごくたまに対外試合があります。長男は初めて着るユニフォームに感動していました。私も高校生で初めてユニフォームを着ることが出来たので、その気持ちはよく分かります。まるで自分がプロサッカー選手になった気分になるのです。

幼稚園のサッカークラブに入ったことで、長男は漠然とした目標のようなものを意識し始めたのでした。

でもそれが本当に自分がやりたいことなのかまでは分かっていませんでした。

 

次回は「サッカーだけが遊びじゃない」です。