エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
(仮の題名)「サッカーが大好きな国でプレーするまでの話」

グランデ・アメージング・アカデミー入団を決意

グランデ・アメージング・アカデミー入団を決意

親心としては長男とまだ一緒に暮らしたいと思っていました。しかし、三重県には私達の目標を達成できるチームは無く、このままだと目標は叶わなくなってしまいます。

ワールドチャレンジが始まる前の段階で、山梨県にエコノメソッドを導入した日本初の全寮制であるアカデミーである「グランデ・アメージング・アカデミー」が立ち上がることが決まっていました。これもあのスペイン遠征の成果が実現を加速させたそうです。

長男はそのアカデミーにお誘いを頂いていましたが、山梨県という馴染みが無い県に長男を預けることに親として内心迷いがありました。それでも、私達が大切にしているエコノメソッドが導入されているアカデミーですので承諾していました。

そんな矢先にヴィッセル神戸からのスカウトです。神戸にはジュニアユース用の選手寮が無いために親が引っ越してサポートしなければいけません。ということは長男と一緒に生活が出来るわけです。私達はかなり揺れました。

私は色々な人に相談をしました。長男とも時間をかけて話しました。その話の中で長男は、

「アルベルト・ベナイジェスに認められたことは嬉しいけど、ヴィッセル神戸の選手になりたいわけじゃなくて、バルサの選手になりたいから、俺は山梨に行く。」

とはっきりと言いました。私は長男の言葉を聞いて迷っていた自分が情けなくなりました。長男は自分の目標を達成するために自分なりに正しい判断をしようとしていたのです。私の迷いは消えました。

ヴィッセル神戸にはお断りの電話を入れました。

これで長男は正式にグランデ・アメージング・アカデミーに入団することが決まりました。長男は12歳にして親元を離れて寮生活をします。私の頃では考えられない選択でした。しかし、長男が目標を達成するために決めたことです。家族は息子の明るい未来を信じて応援するだけです。

 

次回は「ナショナルトレセン東海」です。