エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ぶらっと寄り道話

タフと優しさと

三男と離れて暮らすことの寂しさは半端ありません。

家族が一緒に暮らせるだけでも幸せなんだと身に染みたのは,長男が山梨の寮に入った時でした。

5人での生活が当たり前ではなくなったことで,心にぽっかりと穴が空いたような気持ちになりました。

そして今はまたバラバラの生活を選んでいます。

もしかしたらもう二度と5人で生活することはないのかもしれません。

それでもこの生活を選んだからには,毎日の生活を充実させていかなければいけません。

私は毎食を写真に収めて実家の家族に送っています。

三男の様子も送ってもらっています。

三男も思春期が近づき,以前のように無邪気ではなくなってきましたから,寂しいなんて言いませんが,兄2人がいない日々は退屈そのものだそうです。

それ以外にも長男や二男にはじじばばに進んで連絡をするように言っていますし,「おばばさん」「じいちゃん」と言いながらラインで電話している様子を見ていると,離れて生活することで家族の有難さを理解しているようにも感じます。

日本中,世界中に一緒に住むことができない家族がいると思います。

事情はそれぞれなので一概には言えませんが,イニエスタ選手のように家族と離れて暮らす決断をしたことで一流になれたという例もありますから,未来に向けて前向きに考えていくことが大事なんだと思います。

私が担任した子どもには家庭事情でシングルで生活をしている子がたくさんいました。

確かに切なさや苦しさは存在するのですが,それが決して不幸の原因にはならないと経験しました。

私たち大人の役割は子ども達に「自立」のきっかけを与え,促し,支えることです。

タフでなければ生きていけない。

優しくなければ生きていく資格はない。

確かにタフであることは大事です。

でも他者に対する思いやりや優しさが人をタフにさせるのだと思います。

我が家の3兄弟はどうでしょうか?

タフ?

優しい?

まだまだですね。

もっとたくさんの経験をさせていかなければいけません。

今日は朝からそんなことを思った1日の始まりでした。