エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ガチンコ子育て話

スイッチのオンとオフ

祝日の今日,二男はナラディーアでトレーニングマッチでした。

1本目は左サイドバック。

3本目は右サイドバック。

両方のサイドバックが出来るところは二男の武器です。

いずれはCBもこなしてほしいなと思っています。

 

しかし今日の二男はのんびりとした性格がそのままプレーに出ていました。

パスを出して終わり。

サポートして終わり。

ボールが逆サイドに行ったら休憩。

ボールが自分から離れたら休憩。

そんな状態なので浮き球のコントロールでも集中力を欠き,コントロールミスを繰り返していました。

はっきり言って二男の技術レベルは高くありません。

なぜなら出来るまで努力をしないからです。

例えば胸でのコントロールに自信が無ければ,自信が持てるまで練習するのが真のサッカー選手です。

でも二男は違います。

その時は悔しそう顔をしますがそれで終わりです。

だから上手くなるわけがない。

何度そのことを二男に伝えたか。

だから私は「今日こそ二男が地道な努力が出来る人になる日」だと思い,心を鬼にしてやろうと決めました。

しかしなぜか3本目は球際ではかなり激しくプレスをかけていました。

強くて速いセンタリングも出来ていました。

惜しくもアシストにはなりませんでしたが,1本目と比べたらかなりアグレッシブなプレーが出来ていました。

私は

「それぐらい出来るんなら最初からやれよ!」

という気持ちになりました。

 

二男は「強さを調整できるタイプのスイッチ」の持ち主なのです。

先月,チームの三者懇談がありました。

そこで二男はとてもサッカー選手とは思えないことを言っていました。

 

コーチ「進路はどう考えている?」

二男「学校の友達が行く高校に行きたい。それと中学校の高校見学で行った阪南大学高校に行きたい。学食がキレイだったから。」

コーチ「サッカーとは関係ないんや…。」

 

コーチ「今やりたいことは何?」

二男「バドミントン。あ,SLUMDUNKを観たからバスケットボールもやりたい。」

コーチ「サッカーじゃないんや…。」

 

私は二男に素直に答えるように言ってありましたからこれが二男の本音です。

それでもサッカーとは全く関係ない答えが返って来たことには驚きましたし,笑うしかありませんでした。

きっと二男が持っているサッカースイッチはオンとオフのどちらかだけではなく,こたつとかで使うスイッチと同じタイプです。

「弱」から徐々に上がっていき最後に「強」になる。

二男はオンにはなっているけれど悪気無く「弱」だったり「中」だったり「強」だったりしているわけです。

きっとこのスイッチの持ち主は二男だけではないと思います。

ぜひお子様を観察してみてください。

私の予想では二男とか三男など下の子に多い気がしています。

どうですか?

 

ちなみに今日のTMは1本目が「弱」で3本目はやや「強」って感じでしょうか。

チームの懇談のときなら「微弱」ぐらいかな…。

私やコーチが二男にサッカースイッチをオンにすることを要求していても,二男からしたらオンにしているわけですから,私やコーチがなぜそんなに何度もオンを求めてくるのか理解できないわけです。

これは困りました。

スイッチを入れたらいきなり「強」になる方法が今の私には分かりません。

コーチとは

「二男が常に「強」に出来るようになったら指導の成果ですね。」

と話しました。

ちなみにこの話を二男にしても二男はピンと来ていませんでした。

でもまあサッカースイッチがあると分かっただけでもそれは良かったのですが…。

もし無かったら奈良まで来たのに大変なことになっていました(>_<)