エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ガチンコ子育て話

親心子知らず

皆さん,自分がしんどいとき,それでも走りますか?

それとも力を抜きますか?

これまでの二男は間違いなく力を抜いていました。

でもユース昇格を一度は逃し,数日後に敗者復活に挑む二男は少し変わりました。

 

先週末のTMはとても蒸し暑い日でした。

キックオフは12時。

ピッチ内は余計に暑く感じたと思います。

二男は4本中3本に出場しました。

これまでではありえません。

だって力を抜く子でしたから。

二男はスーパーな選手ではないし,テクニック的に優れてもいないし,デカくもないし速くもない。

さらにはサッカーが1番ではない。

そんな子がたくさん試合に出たらチームに迷惑をかけるに決まっています。

 

きっと二男は変わりました。

どんなにしんどい状況でも,左ウイングにボールが入って数的優位になると必ずオーバーラップを仕掛けていました。

どんなにしんどい状況でも,幅をとってボールを要求しました。

どんなにしんどい状況でも,1対1で負けん気を見せていました。

どんなにしんどい状況でも,仲間に声をかけていました。

どんなにしんどい状況でも,「ここに走れ!」というメッセージを込めたボールを背後に蹴っていました。

 

親は,子どもが誰かに良い評価をされたら嬉しいに決まっています。

でも実は親は,子どもが一生懸命頑張っている姿が観れるだけでも十分嬉しいのです。

どちらかと言えば親は,そんな些細なことの方が嬉しいかもしれません。

今年度になってから,二男はそんな姿を度々見せるようになりました。

今日もそうです。

きっと二男はどんなときでも一生懸命頑張ることの大切さが分かって来たのでしょう。

だからこそ私は何とかユースに昇格してほしいと思うわけです。

「一生懸命頑張ればきっと誰かが観ていてくれる。」

そんな成功体験がきっと二男を成長させるはずです。

 

そうこうしていると長男がトップのTMから帰ってきました。

「めちゃくちゃ楽しかった。」

そう言って興奮しています。

ずっと嬉しそうに試合のことを語っています。

これも些細なことですが,親は子どもが喜んでいるだけで自分のことのように嬉しくなるのです。

子どもはそんな親の気持ちなんて気づいてないでしょうけど(^^)