エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
サッカー愛にあふれたうんちく話

試合で生きるボールコントロール

ずいぶん久しぶりの投稿です。

思いを文章にするというのはなかなかの重労働です。

書きたいことが思いつくときはスラスラと指が止まらないのですが,そうでないときは書いては消し,書いては消しの繰り返しで,なかなか進みません。

今回はすっきりと思いつきました。

なぜかと言うと,久しぶりに実家の庭で息子達とボールを蹴れたからです。

残念ながら二男は骨折のリハビリ中なので一緒にはできませんでしたが,長男と三男と3人で懐かしいボールコントロールの遊びをしました。

それはサッカーテニス(サッカーバレーでも良い)です。

やっていることは単純で,ワンタッチや2タッチでボールをつないだり,必ずワンバウンドさせたり,使う足を制限したりするだけです。

この遊びは長男とよくしていました。

二男と三男はそれに付き合わされる感じでした。

久しぶりにしてみるとやっぱり長男が1番上手く,器用にボールをコントロールして相手につないでいきます。

今日は雨だったので屋根がある場所でやりましたが,長男は場所によってコントロールを加減できていました。

この遊びは三男が1番やりませんでした。

だから1番へたっぴです。

特に制限がかかったり相手との距離が離れたりするとミスをしていました。

長男はボールコントロールが上手いと仲間に言われることがありますが,全てはこの遊びから身に付けた技術です。

このサッカーテニス(サッカーバレー)は一人でリフティングするのではなく,相手ががあるので常に相手を意識したコントロールになります。

それも浮き球です。

実はサッカーの試合では浮き球をコントロールすることがとても多いのです。

だから浮き球のコントロールに不安のある選手は,試合ではそのメンタルが顕著に出てしまいます。

なぜなら相手がボールを奪いに来るからです。

そりゃあ焦りますよね。

ミスしちゃいますよね。

でも長男は小さい頃から私とこうやって遊んでいたので,浮き球のコントロールには自信と余裕があるわけです。

今日は都合で30分程度しか遊べませんでしたが,三男も徐々にボールコントロールに慣れてきていました。

三男はまだ中1です。

これからウォーミングアップ等で仲間と遊びながらやればすぐに上手くなります。

 

それでは思いっきり持論を語ります。

サッカーの試合で生きるボールコントロールの技術を高めたければ,2人組や3人組など小グループでサッカーテニス(サッカーバレー)をすることを私は勧めます。

特に小学校低学年ぐらいの小さい年代から始めると良いと思います。

自分達で制限をかけても良いし,勝負をしても良いと思います。

低学年なのでノーバウンドが難しければワンバウンドやツーバウンドでも構いません。

よくはねるボールでも良いと思います。

ただし絶対にしてはいけないのが「一人でリフティング」をすることです。

リフティングで身につくボールコントロールの技術は相手が存在しない技術です。

サッカーの試合で相手がいないということはありえません。

だからあくまで「リフティングはボールフィーリングを確かめるもの」として楽しんでください。

もしどうしても一人しかいないのならば,壁にボールを蹴って跳ね返ってくるボールをコントロールし,また壁に蹴り返してください。

ただしこの方法の大きな弱点は「壁に感情が無い」ことです。

サッカーで「パスを繋ぐということは相手と心を繋ぐというということ」です。

感情が無い壁では心が繋がりません。

もし保護者の方が相手できるのであれば,サッカー経験が無い方なら手でボールを扱ってもらっても構いません。

それでも心が繋がるので上手く繋がった時の喜びや失敗した時の悔しさが生まれます。

それはまさにサッカーです。

サッカーは一人でするスポーツではありませんし,ボールを扱うことが楽しいボールゲームなのです。

今日はそんな当たり前のことを思い出した1日でした。

二男が復帰したら昔のように4人でサッカーテニス(サッカーバレー)をやりたいです。

我が家の3兄弟はまだまだボールコントロールが上手くなるはずです(^^)v