エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ガチンコ子育て話

スマホ物語

ついに中1の3男がスマホを所有してしまいました。

理由は課題のノルマをクリアしたからです。

そのノルマとは,

①学校のテストで全教科平均点を超えること

②5教科の合計が400点を超えること

です。

実はこのノルマは私が課したのではありません。

そもそも私は

「何かが出来たらご褒美を与えること」

に反対です。

確かにご褒美のために頑張ることで結果的に実力が付くこともあると思います。

三男は今回のテストだけでなくこれまでの勉強も含めてよく頑張っていましたし,それだけの実力も付いたとも言えます。

でも

「頑張る目的がご褒美」

なら

「ご褒美が無いなら頑張らない」

とも言えませんか。

私はこれが嫌なんです。

これまで私が担当した子どもにも

「テストで100点獲ったら100円もらえる」

と言っていた子どもがたくさんいました。

それって自分だけが得をする考え方ですよね。

そうじゃなくて

「テストで100点獲ったら家族でお祝いをする」

だったらどうでしょうか。

頑張った先にある未来が家族の温かい団らんなら得をするのは自分だけではありませんよね。

特に子どものうちは,損得勘定で頑張らせるのではなく,道徳的な価値観を高めるために頑張らせたいと思います。

 

とはいえついに3男はスマホを手に入れました。

3男には

「そのスマホ代は誰が払ってくれるのかを考えて,払ってくれる人が納得が出来る使い方をしなさい。そもそも自分で支払いが出来ないのにスマホを持つことには反対だけど,課題をクリアした3男の頑張りは認めるから,くれぐれも兄達のようにならないように」

と伝えました。

 

実は長男には中3の夏までスマホは持たせませんでした。

山梨県で寮生活をしていたにも関わらずです。

でも中3になり,進路のことも含めて,寮の電話だけではやり取りをすることが難しくなったので,しぶしぶ持たせました。

二男には奈良県に引っ越すタイミングで連絡手段として仕方なく持たせました。

二男には

①全教科で平均点以上の点数を獲り続けること

もしくは

②5教科で300点以上の点数を獲ること

をスマホ保持の課題にしていました。

結果,長男はスマホを持ってからテンスがガタ落ちし,二男は1度も全教科で平均点を超えていないし5教科で300点以上獲っていません。

本当に情けないです。

でもそれが兄達の現実です。

原因をスマホだけのせいにしてはスマホ業界から文句を言われそうですが,私は間違いなくスマホが原因の1つだと確信しています。

若年層におけるスマホ依存には大きな課題があると思います。

今でも兄達には

「24時間のうちに何時間スマホを触っているんや。いい加減にしろ!」

と叱ることが多々あります。

大人でもスマホ依存の問題が起きています。

発達段階の子どもなら脳にどんな影響が出るのでしょう。

その検証が出来ていないわけですから恐ろしい限りです。

きっとその答えは10年から20年後に分かるでしょう。

ああ,怖い怖い。

 

そんなわけで,我が家の息子達は全員がスマホ所有者になりました。

3人ともアイフォンです。

お前らは「りんご党か」と言いたいです。

親はアンドロイドなのに,この生意気小僧達め!

と思いながら三男にラインする私。

3男と繋がる嬉しさもあり,我が子はやっぱり可愛いなと思う今日この頃です。