エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
気ままな試合観戦話

満足した時点で成長は止まる

ロートフィールドにトップチームの試合観戦に行きました。

GW中なので渋滞が嫌だったのですが,怪我の長男が急遽試合運営のサポートに呼ばれたので,行くことになってしまいました。

とは言え,行ったら行ったでスタジアムの雰囲気は楽しいのですが(^^♪

 

試合はFC今治に2対1で勝利し,なんと今期12節でようやく2勝目となりました。

それだけ勝つことは難しいということです。

しかし勝てない理由として敢えて言わしてもらうと,今年のトップチームの試合はとにかくシュートが少なく,ボール保持者を追い越して行くアグレッシブなサポートが足りません。

だから観ていてワクワクしない。

昨年はJ3初年度だったのでチャレンジャー精神で誰もが新鮮でしたが,今年は悪い意味でこなれた感が出てしまいました。

きっと選手達も気づいていると思います。

でも忘れてはいけないのが「J3はJの最下部リーグ」であると言うことです。

この場所で満足していたら間違いなくアマチュアリーグのJFLに降格してしまうでしょう。

だからJ1で優勝するまで常にチャレンジャー精神を持ち続けるべきですし,なんならアジアチャンピオンズリーグで優勝するまででも良いと思います。

いやクラブワールドカップ優勝でも良いかな。

つまりサッカーはこなれたら面白くないと言うことです。

マンチェスターシティーのグアルディオラ監督はどんなに優勝や勝利を重ねてもチーム戦術をアップデートさせてきます。

選手達を競争させて成長を求めます。

今の奈良クラブはそれが足らないと思います。

 

厳しめに言うと今日の奈良クラブの試合はこれまでとほぼ同じでした。

色々な要素が重なって勝てたと言うだけでした。

得点できたことは良かったですが,どちらかと言えば再現性が少なく,びっくりゴールに近かったかなと思います。

私はCFのパトリック選手に可能性を感じていて,彼は深さをとれるクラブ唯一の選手です。

ぜひ怪我なく活躍してくれることを願います。

また森田選手のスケールが大きく逞しいプレーにも期待しています。

二人に共通しているプレーは「運べる」と言うところです。

どんなにパスを繋いだとしても前進出来なければ相手は怖くありません。

多少強引でも前進する。

そんなプレーに観客は興奮するのだと思います。

 

ビルドアップから常に狙いを持ってグランドを広く使いながら主導権を握るサッカーが奈良クラブです。

ネガティブトランジションで即時回収かつミドルブロックで相手をはめ込むのが奈良クラブです。

ローブロックで引きこもってカウンターを仕掛けるのが本来の奈良クラブではありません。

常にリスクを楽しむのがサッカーです。

そのスタイルに確固たる自信を持って高みを目指し続けること。

後はそこに選手の成長と情熱があれば間違いなくJ3上位を狙えるでしょう。

今日の勝利をきっかけに勝ち点3をバンバン積み上げて行って欲しいですね。