エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
(仮の題名)「サッカーが大好きな国でプレーするまでの話」

怖さが無くなった

怖さが無くなった

長男がある指導者に「怖さが無くなった。」と言われました。確かに8番をつけるようになった長男はチームのバランスをとったポジションをとったり、パスを使って攻撃をする回数が増えたりしていました。これまでのような長男の怖さが薄れたように見えて当然です。8番をつける前の長男はまさにキャプテン翼だったのですから。

長男はイニエスタ選手が大好きです。FCバルセロナで8番をつけていたイニエスタ選手が「怖さが無い」選手だと思われてしますがそういう意味ではありません。まさにステレオタイプだと思いますが、私達は華麗なドリブルで中央を突破してシュートを決める選手が「怖さがある」選手で、そういう選手が10番をつける選手だと思っています。きっと日本ほどそのイメージが強いのではないでしょうか。それこそキャプテン翼の影響だと思います。

世界的にみると選手の番号はゴールキーパーからディフェンダー、ミッドフィールダー、フォワードの順に1番から割り振られていくので、必然的に攻撃的なポジションの選手ほど9番とか10番、11番のように大きい数字になっていきます。しかし、近頃のサッカーは選手の配置が攻守で可変するのと、選手が自分のお気に入りの番号を付ける傾向があるので、番号とポジションはあまりリンクしません。とはいえ,1番の選手がフォワードというのは稀ですし、相変わらず番号によってイメージが残るポジションもあります。例えば2番はサイドバックだとか、フォワードは9番だとか,トップ下は10番だとか、ウイングは11番だとかです。きっと目指す選手のイメージやポジションで番号を選んでいる選手も多いと思います。実際、長男はまさにそうです。

しかし、長男のストロングのドリブルはさび付くことなく、緩急を意識したドリブルやタイミングで外すドリブルをするようになりました。きっと、今までは強引に相手を抜きに行って成功していたドリブルが、フィジカルに長けたスペインでは簡単に成功しないことを学んだのだと思います。もっと確実に相手を抜く方法を考えることで、爆発的なプレーが減り、結果として「怖さが無い」状態になったのでした。

 

次回は「エコノメソッドキャンプ総合MVP」です。