エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
サッカー愛にあふれたうんちく話

人生初の全国大会へ

終わりが近づく

いよいよ自分にとって限界が近づいてきたと感じていました。

まず90分間走りきる体力に自信が持てない。

そして勝負にこだわるメンタルが沸き上がらない。

子どもが生まれたことで,今まで以上に家事や育児にも時間を使うようになり,そのうえ学校の仕事も責任が増してきていました。

平日の練習に参加することも義務のように感じ,上のカテゴリーを目指すワクワク感が下がっていました。

この年から試合への出場も減り,心の中で葛藤するようになってきていました。

人生初の全国大会出場へ

そんな矢先,本来のCBに代わって全国社会人の東海予選決勝に出場する機会を得ました。

初の全国社会人大会出場をかけた大事な試合ですので,チームに迷惑をかけないかという不安が強かったことをよく覚えています。

相手は長年東海リーグに所属する藤枝市役所です。

試合が始まりました。私の実力はさておきチームは勢いに乗ります。各上の相手に先制し,そのままチームは勝利します。

チーム創設以来初の全国社会人サッカー大会への出場となりました。

私は何とかフル出場を果たしましたが身体はボロボロでした。

しかし30歳半ばで自身初の全国大会出場を成し遂げた瞬間でもありました。

全国社会人サッカー大会in新潟

全国社会人サッカー大会の会場は新潟県でした。

チームは各自の自家用車に乗り合わせて新潟に向かいました。約8時間の長旅です。

前日入りしました。

初戦の相手は,現在J3に所属している鹿児島ユナイテッド(当時はヴォルカ鹿児島)です。

私はCBでスタメン出場しました。

しかしチームは完敗。

私も全国優勝を目指す大会に出場できた喜びとは裏腹に,戦いきったとは言えない内容でした。

サッカーはそんなに甘くはありません。

それでも大学生のときの後悔を引きずり続けたことが,この歳になって全国大会に出場することにつながるわけですから,人生は分からないものです。

5回目の東海リーグ入替戦へ

この大会は残念な結果でしたが,チームは5回目の東海リーグ挑戦へと突き進んでいくのでした。

決戦の地は岐阜県です。