エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
勝手に「ナラディーア」日記

5月29日(日)「蛍舞う夜のお散歩」

奈良クラブホームゲーム後の夕暮れ。

清々しい風が窓から入ってきていたので夕食後にグランドまでお散歩しました。

ホーム戦の内容についてはいろいろと思うところがあると思いますが,私自身もレベルは違えど昇格をかけた試合の厳しさ難しさを実感してきたので,複雑な気持ちになります。

選手の立場で言えば,申し訳なさや力不足を実感しているだろうし,観客の立場で言えば,小さい子はキラキラした世界にワクワクできたと思うけど,何度も足を運んでいるサポーターからしたらゴールシーンにワクワクしたかったと思います。

相手より得点したら勝利するスポーツがサッカー。

観客はよりシンプルに勝利を期待しているはずです。

あえて一観客の視点で偉そうに言うなら,「ゴールから逆算してプレーする」選手の姿が観たいと思います。

そうすればビルドアップ時にもゴールという視点ができるし,何のためにボールをつないでいるのかが明確になるはずです。

私もサッカーの指導をしていた時がありますが必ず子どもたちに伝えていたことがあります。

それは,

まず最初にゴールを見よう!

です。

ゴールがイメージ出来たらシュートを打つ。

ゴールを狙われそうならゴールを守る。

あくまで育成年代の話ですが,ゴールこそがサッカーであると言っても過言ではないと思っています。

さてさて,そんなことをのんびりと考えながらグランドに着くと,交通誘導をしている方々がいました。

理由を尋ねると,グランドの北側に蛍が舞うせせらぎがあり,一般の方々に無料で蛍見学をしてもらっているのだと言うことです。

そのせせらぎは交通誘導をされている有志の方々が管理しているということでした。

臨時に開放されたグランドの駐車場には次々と車が入ってきます。

私もせっかくなので蛍を見に行きました。

せせらぎの音とともに暗闇の中を舞う蛍の光はそれはそれは幻想的で,うっとりとするものでした

私が子どものころは田んぼに蛍が舞っていたものですが,最近は全く見かけなくなっていましたから,とても幸せな気持ちになりました。

帰り際,ある子どもが管理をされている方に向かって,

「すごくきれいでした。ありがとうございました。」

と元気にお礼を言っていました。

三郷町は,信貴山もありますし,蛍もいる,魅力たっぷりの素敵な町ですね。

奈良クラブのグランドもこの町の人々の新たな魅力になることを願っています。