エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
サッカー愛にあふれたうんちく話

スポーツ事業の難しさ

雨と失意の入れ替え戦

新体制になって必須の条件にしていた東海リーグの入れ替え戦。
昇格に向けて準備を進めましたが、不運にも怪我人が出てしまいました。
そこでこれまではCBdだった私が急遽CFとして出場することになりました。
会場は静岡県藤枝市総合運動公園サッカー場です。雨でした。

チームは勝たなければいけないプレッシャーもあり思うように前進が出来ず、先に失点をしてしまいます。それでも後半に神がかったFKで追い付いて意地を見せました。
後半残り10分ぐらいだったでしょうか。セットプレーから失点してしまいます。私の目の前でボールがゴールに吸い込まれていきました。

2回目の入れ替え戦も初戦敗退でした。

前回とは違い、地域のチームになったことで,支えていただいた皆様やわざわざ静岡まで駆け付けてくれたサポーターの方々に対して、ただただ申し訳ない気持ちになりました。

これが趣味ではないサッカーの現実だと初めて知りました。

チームの変化と強化

この日からチームはさらに変化していきます。チーム名を「伊勢ペルソナFC」と変更し、より地域密着のチームを目指します。選手補強も行い、選手には職場や住む家を斡旋していきます。スクール事業も充実させていきます。
新体制1年目よりもよりチームは充実していきました。
この年は長男が誕生した年でもあります。ついに親としての人生が始まりました。

 

三度目の正直へ

チームは無事に県リーグ優勝を果たし、東海リーグへの入れ替え戦出場の権利を得ます。2年連続3回目です。

三度目の正直,もしくは二度あることは三度ある。

会場担当が三重県だったのでチームに昇格の流れが来ていると誰もが疑いませんでした。
何と決勝はテレビ中継も行うことにもなっていました。

そしてその日がきました。テレビ中継も控えているので負けるわけにはいきません。
私は鈴鹿市のスポーツガーデンズのスタンドからチームを祈るように応援していました。

 

結果は敗退。頭が真っ白になりました。

 

翌日、三重県のチームではない2チームの対戦が放送されました。
決してゆるみがあったとは思いませんが、勝負の不安定さやスポーツ事業の難しさを実感しました。
スポンサーや会員の皆様にはもはや顔向けできない気持ちになりました。

 

さらに2年

 

チームの東海リーグ昇格にはあと2年かかります。2年もです。勝負の世界は結果が全て。本当に厳しいです。

私は30代半ばに近づいてきていました。
小学校の先生をしながら親として子育てをし,練習をこなしながら試合でプレーすることは,徐々に厳しくなってきていました。