エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ガチンコ子育て話

似たもの親子

ある日の午後のこと,私がブログの更新を終えてソファーに座っていると,郵便局から電話がかかってきました。

今日は長男と二男のお小遣いを引き出しに行ったので,何かやらかしたのかと思いました。

「はい,何かありましたか?」

と電話に出て答えると,

「(wataru)さんのキャッシュカードを拾ってくれた方がいて当局で預かっています。」

との内容でした。

私はあわてて財布を見ました。

確かにキャッシュカードがありません。

「ありがとうございます。確かに私のキャッシュカードです。拾ってくれた方にお礼が言いたいのですが局にはもうみえませんよね。」

と電話を耳にあてながら,拾ってくれたであろう何方かに向かって深々と頭を下げて言うと,

「もう帰られていますが,また来局されたら伝えさせていただきます。」

ということでした。

私はカードを落としたことも気づいていませんでしたから,一気に血の気が引くとともに,拾ってくれた方にひたすら感謝しました。

「パパ,やばかったなあ。」

と長男に言われましたが,本当に助かりました。

 

 

その日の晩のことです。

二男が練習を終えて車に戻ってきました。

雨に濡れたのでスパイクやソックスなどの泥を水道の水で落としてきていました。

着替えを忘れた二男は車の中で裸です。

急いで長男を迎えに別のグランドに移動しました。

さっきまで練習のことを話していた二男が,

「やばい。スマホが無い。」

と言い出しました。

リュックの中を調べても見つからないと言うのです。

途中でUターンしてグランドに戻りました。

コーチがちょうど帰るところだったので,一緒に更衣室を探してもらったのですが,見つかりません。

コーチから,

「リュックの中をもっと調べてみな。」

と言われたのに対して,濡れた練習着を着直した二男は,

「もう調べました。」

と即答しました。

コーチ同士に紛失を共有してもらい,保護者同士のグループラインにも情報提供を求めましたが,出てきませんでした。

仕方なく長男の練習グランドに移動しました。

車内の雰囲気は最悪です。

また裸に戻った二男が,

「俺のスマホに電話してみて。誰かがとるかもしれやん。」

と言い出しました。

「確かに」と思い,かけてみるとLINEの発信音とともに,

「ブーン,ブーン」

という振動音が車内から聞こえてきます。

「おい,車内にあるんじゃないか?」

と二男に伝えました。

二男が「マジ?」という顔で振動音がするところを調べました。

「あった。」

何と,二男のスマホはリュックの「中」ではなく「下」にありました。

その後,練習から戻って来た長男の隣で裸の二男は,迷惑をかけた方に何事もなかったかのように連絡をしていました。

恐るべし切り替えの早さ・・・。

こうして似たもの親子のドラマは無事ハッピーエンドで1日を終えましたとさ。

めでたし,めでたし。

 

 

で終わったらいけませんよね。

ついていたとはいえ,色々な人に迷惑をかけてしまったし,自分たちの落ち着きのなかが原因なので,反省しかありません。

今回のドラマから,もっと丁寧な生活に心がけ,思いやりのある行動をしていくことを誓います。

「パパも落としたんやから,二男にばっかり言えやんよなあ。」

はい,その通りです(-_-)