今から数年前,長男が小学校に入学しました。
長男の学校は自宅の近くの子どもたちが集まり,歩いて登校することになっていました。
私の頃は通学団と言うものがあり,地区で集合場所が決まっていて高学年が団長になり,低学年を学校まで連れて行っていました。
当然私も団長経験者です。
時代の流れで通学団は無くなっていました。
長男は近くの同級生の女の子と3年生の男の子と一緒に登校することになりました。
我が家は昔の街道沿いにあります。
駅までのバス道路にもなっていて近年は通勤で交通量も増えていました。
私の頃は通学団で登校していたこともあり事故の抑制にもなっていましたが,小学生が2~3人で歩くぐらいだと急いでいる車はスピードを緩めないで走ることもあります。
そこで私は通勤前の時間を利用して長男たちと一緒に3バス道路を抜ける片道300mほどを歩くことにしました。
一緒におしゃべりをしたり,通り過ぎる他の学生や大人たちに挨拶をしたりしながら歩く生活は思っていたよりも楽しく,三男が五年生になるまでの九年間を毎日欠かすことなく歩き続けました。
残念ながら三男の最後の一年間は,奈良に来たことで一緒に歩けなくなってしまいました。
この一年間は私にとってすごく心残りです。
まあ,他の大人からしたら「過保護」「過干渉」なんて思うのかもしれませんが,私からしたらコーヒーを飲んでいる暇があるなら子どもの安全を守ってあげたいと思っていました。
「危険と分かっているのに出来ることをしなかった後悔の方が嫌だ。」
それだけです。
全国で登下校中の痛ましい事故のニュースが絶えません。
私の行動が事故を未然に防ぐことにつながっていたのなら嬉しいです。
皆さんも,ぜひ一緒に子どもたちと歩いてみてください。
安全を守れるだけでなく,健康にも良いですし,あいさつを交わす仲間もできます。
良いことしかありませんよ。
叱られている時の子どもはちょっとかわいそうでしたけどね。
特に多かったのが二男(^^)
さすが。