8月19日の試合で奈良クラブがJFLで暫定首位に立ちました。
J3昇格条件を考えた場合,どのチームも結果重視の試合展開になりやすい中,奈良クラブは一貫して1-4-3-3の配置にこだわり,相手や流れによって可変しながら戦い続けてきました。
1-4-4-2や1-4-2-3-1のようにもともと守備が整理されている配置なら安定して戦えますが,奈良クラブはあくまでも攻撃的にグランドを広く使う戦い方(プレーモデル)を選び続けました。
これがどれほどの信念によって継続されてきたのか。
ここに昨年導入したエコノメソッド(サッカーサービス社)の神髄があります。
負けが続くとチームや選手は自信を失います。
それがチームの哲学すら揺らぐことにつながってしまうことも勝負の世界ではよくあります。
昨年のJFLでは初戦こそMIOに勝利しましたがその後は連敗が続きました。
サポーターの方々は「今年もだめか」と思ったことでしょう。
しかしチームはそれで揺らぐとこなく一貫したプレーモデルを熟し続けました。
その結果,選手は変わっていないのに後期には上位も狙える位置まで勝ち点を獲得しました。
つまり一貫したプレーモデルがあれば選手もチームも戦いの中で成熟していくと言うことです。
エコノメソッドはそのことを知っているのです。
そして今年はついに首位まできました。
この首位は,ぶれずにこだわり続けてたどり着いた価値のある首位なのです。
残り12試合です。
チームは終了のホイッスルが鳴るまで決してぶれることは無いでしょう。
なぜならそれが奈良クラブのプライドであり,奈良に作りたいサッカー文化だからです。
【第18節vs #FCティアモ枚方】
まもなくキックオフ!#奈良クラブ#naraclub#高みへ#MJE マッチデー pic.twitter.com/bFk4mOt4g5
— 奈良クラブ (@naraclub_info) August 19, 2022