私には3人の息子がいます。
私は姉と妹に挟まれて育ったので,3兄弟の育て方なんて自分の経験では分かるはずもありませんでした。
世間には子育て本がたくさんありますし,子育て経験者の講話,オンラインサロンなどもあります。
今になって思うのですが,持論で子育てするのではなく様々なコミュニティーを活用すれば良かったです。
そうすればリアルタイムに情報交換を出来たでしょうし,もっと子どもたちの自尊感情を高める接し方も出来たと思います。
私の子育ては,良く言えば「ガチンコ」子育てですが,悪く言えば「暴走」子育てです。
つねに自己流で突っ走り,周りに迷惑をかけて,子どもたちを怖がらせて,反省しては,また同じことを繰り返す。
子育ての話を聞いてもらえる方からは「家も同じですよ。」と言ってもらえるのですが,どうしても隣の芝生は青く見えてしまいます。
長男の長所は,好きなものにものすごくこだわり,空間認知力が高く,人に流されず,幼いところです。
短所は,新しいことに挑戦することに消極的で,柔軟性に欠け,人に厳しく,学校の勉強が好きではなく,幼いところです。
二男の長所は,のんびりとしていて,独特な感性があり,切り替えが早く,幼いところです。
短所は,ずぼらで,継続して努力が出来ず,自己中心的で,学校の勉強が好きではなく,幼いところです。
三男の長所は,好きなものものすごくこだわり,自由奔放で,人に流されず,幼いところです。
短所は,面倒くさがりで,丁寧な作業が出来ず,ビビりで,学校の勉強が好きではなく,幼いところです。
長男と三男は長所が似ています。
さらに3人とも「幼いところ」が長所でも短所でもあり,「学校の勉強が好きではない」が短所です。
同姓の兄弟の場合,長男と三男が似ていることはあるあるのようです。
医学的に正しいかどうかわかりませんが,学校での経験でも同様でした。
また同じご飯を食べて,同じ空間で過ごしている兄弟は,性格的にも影響が出て当然です。
例えば我が家は寝室で全員が川の字になって寝ていました。
子ども部屋は無く,みんな一緒の場所で勉強したりテレビを見たりしていました。
おそらく「幼さ」の原因はこれです。
私としては愛情深い子どもに育ってほしいと願っていたので,まさにその通りになりましたが,それが短所にもなってしまいました。
高校生になった長男や中学生の二男,小学校高学年の三男,みんなとても可愛らしいです。
今日も二男が起きてくるなり,
「怖い夢を見た。ゴジラに襲われてた。やばかった。家に逃げてきた。」
と真剣な顔で言ってきました。
先日も3人でワンピースの映画を観て主題歌を合唱していました。
ただし自立しているかと言われればそれはかなり疑問です。
3人に共通している「学校の勉強が好きではない」というのも,子ども部屋が無いこととつながっているのかもしれません。
いつも賑やかで落ち着いて集中する時間が作れなかった。
これだけの理由ではないと思いますが,「親が学校の先生だから勉強が出来る」という通説を今のところ見事に覆してくれています。
もしかしたら反面教師として育ってしまったのかもしれません。
私は親に勉強しろと言われた経験がほとんどなく,何となく大学まで進学しました。
親は共働き。
姉と妹に挟まれていたこともあり,一緒に遊ぶとこともあまりありませんでした。
落ち着いて勉強する時間はありました。
息子と言っても一人ひとり別の人格がありますし,性格も似ているようで似ていません。
ただし,生活環境によって後天的にできあがる性格もあると思います。
それが家の三兄弟は「幼い」と「学校の勉強が好きではない」に現れたのでしょう。
最近は「学校の勉強が好きではない」にはかなり頭を悩ませています。
なかなかアメイジング成績をとってくれます。
でも私が教えると感情的になってしまいます。
母親からは「学校の先生なんだから,教えることがプロでしょ。」と言われますが,我が子からしたら私は先生ではなく「よく怒る怖いパパ」なのです。
それでも実感として感じていることがあります。
それは
「家族のことで悩みが持てる私は幸せ者」
なんだと。
今日は長男と二男の関係がぎくしゃくしているので家の中の雰囲気が重いです。
三男は一人で暇なので友だちの家に行ってゲームをするんだそうです。
今日も悩みながら幸せな子育てを頑張ります。