私は破天荒な生活をしています。
私の性格がこうさせているのですが,家族には大変な思いをさせています。
そもそも二重生活をするだけで生活費がかさむのに,私は小学校教諭という安定した収入が得られる仕事を退職してしまったわけですからめちゃくちゃです。
私の代わりに働いてくれている家族には大変な苦労をかけてしまっています。
その責任感から時に子どもたちにきつく接してしまうことがあります。
高校生や中学生の子どもたちには重すぎると頭では分かっているのですが,ついつい要求を高くしてしまい,子どもたちを苦しめてしまいます。
私は今の生活に満足しているわけではなく,常にこれでいいのかと自問自答しながら心が揺れており,ツイッターやブログで自分の気持ちを整理しながら自分を戒めています。
Aさんの本音
先日のことです。
私の考え方や生き方を尊重して頂き,いつも私の愚痴を聞いてくれるAさんが,本音を語ってくれました。
Aさんは,子どものやりたいことを尊重して,子どもと共に生きる夢追い人です。
私はAさんの生き方や行動力に尊敬しかありません。
そんなAさんが,
「しんどいです。心に穴が空いた感じです。力が出ないんです。どうしたらいいですか?」
と相談してくれました。
私も今まで何度も後悔や挫折,嫉妬を経験してきました。
「あの時,やると言わなければこんなに苦しい思いしなくて済んだのに。止めたい。でも止められない。」
「こんなに頑張っているのに報われないのか。どうすれば報われるのか分からない。」
「あの子は認められていいな。ずるいよな。うちの子も認めてほしい。」
私はこんなことを考えては弱い自分を責めるのでした。
Aさんの言葉に対して私はどんな言葉をかけていいのか,そもそも答えなんてあるのかと言葉が詰まりました。
サッカーに夢を追う子どもを支えている保護者の皆様は,少なからず同様の悩みを抱えているのではないでしょうか。
サッカーに限らず,スポーツをしていれば願い通りの活躍や評価が永久に続くわけではないと気付きます。
だから子どもだけでなく親ももどかしさや苛立ち,虚無感を強く感じる時は何度もあるはずです。
駄目だと分かっていても子どもにきつく当たってしまうこともあります。
それでも自分を戒めて,グッと踏ん張って,親は笑顔で子どもを支え続けていくのだと思います。
勇気というパス
私はAさんに,
「私には絶対にぶれない芯があります。Aさんにとっては何ですか?それがAさんの支えになると思います。でも,本当にしんどかったらいつでも甘えてください。頼って下さい。私も同じです。大切なことは子どもが幸せになることだと思います。」
と伝えました。
って私は偉そうに言いながら,それは私自身にも語り掛けているようなものです。
「甘える」ことができる。
「頼る」ことができる。
だから頑張れる。
Aさんにとって,心に響く言葉になったのかはわかりません。
でもはっきり言えることがあります。
私はAさんにいつも勇気をもらっています。
これまで出会った方に勇気をもらっています。
SNSで勇気をもらっています。
皆さんからもらう勇気というパスのおかげでこの生活を続けられています。
だからAさんに私のパスが届いてほしいです。
すべての夢追い人に私のパスが届いてほしいです。
それでは今日も子どもと一緒に夢というゴールを追いかけます(^_-)-☆
(実は俺はシュートが下手なんだよなあ。もとDFだし。でもまずはシュートが打てるところまで行かないとな。あ、シュートを打つのは俺じゃなかった。何、ぶつぶつ言ってんのやろ…俺。)