二男と三男はサッカースパイクへのこだわりはほとんどありません。
特に三男は長男のお古を履いてきているので,あえてこだわるならお古じゃないスパイクをいうことでしょうか。
でも長男は違います。
長男が初めて履いたのはナイキのトレーニングシューズでした。
現PSGのネイマール選手が当時に履いていたモデルの「ハイパーヴェノム」です。
小学校1年生の時です。
長男はこの1足からしばらくハイパーヴェノムにハマります。
現PSGのメッシ選手も好きでしたがスパイクはハマりませんでした。
小学校2年生の冬からスパイクを履き始めましたが小学4年生まではずっとハイパーヴェノムでした。
ハイパーヴェノムはデザインも格好良く,特にドクロのマークが長男の気に入りでした。
でも小学5年生になるとある選手のモデルに移行します。
それは現ヴィッセル神戸のイニエスタ選手が履いていた「マジスタ」です。
トレーニングマッチで右から来たパスを左のインサイドでコントロールして右のアウトサイドで持ち出すプレーをしたので,「どこで覚えたん?」と尋ねると,「イニエスタの真似」と答えました。
いつの間にかイニエスタ選手は長男のアイドルであり目標になっていました。
しかし長男が小学6年生になるとマジスタのニューモデルが発売されなくなりました。
落ち込む長男。
仕方なくハイパーヴェノムに戻りました。
ちょうどその頃がワールドチャレンジに出場したころです。
それでもあきらめきれない長男は型落ちのマジスタをネットで見つけて履いていましたが限界がやってきました。
足のサイズが大きくなり,ジュニアサイズでは履けなくなったので困りました。
すると長男に朗報が訪れます。
イニエスタ選手がアシックスと共同開発した「ウルトレッツァAI」が発売されたのです。
それも土と芝の兼用モデルです。
経済的にも有難い。
すぐに履き始めました。
フィット感も良く,長男にとってはイニエスタ選手と同じモデルのスパイクが履ける喜びも重なりました。
結局,中学校の期間はほとんどウルトレッツァAIで過ごしました。
でも心の中ではマジスタへの思いは捨てきれていませんでした。
高校生になりました。
なんとイニエスタ選手がアシックスとの契約を終えてしまいました。
ウルトレッツァAIは最後のモデルを予備で2足とウルトレッツァ(イニエスタモデルではない)を買って終わりました。
長男は悩みました。
そこでKemari87 KISHISPO堺店で見つけた「コパ」にチャレンジしました。
コパは現FCバルセロナのペドリ選手が履いているからです。
今季のペドリ選手はイニエスタ選手の8番を背負っています。
長男はテンションが上がりました。
でもいざ履いて試合をしてみるとちょっとした違和感を感じたそうです。
私もプレーしていた時は同じ感覚を持っていました。
スパイクに違和感があるとプレーに集中できなくなります。
また降り出しです。
仕方なくウルトレッツァAIを粘り粘り履いていくことで妥協しました。
そんな時です。
長男は運が良いのでしょうね。
イニエスタ選手がオリジナルブランドを立ち上げたというニュースが飛び込んできました。
それが「CAPITTEN(キャピテン)」です。
イニエスタ選手が日本の関係者とこだわり抜いて作ったブランドらしく,個性的でスタイリッシュなモデルになっています。
長男は早速調べました。
残念ながら30000円弱の価格でした。
これまでのウルトレッツァAIよりも10000円近く値段が上がります。
悩みどころです。
今のところは様子見ですが,どうなるのでしょうね(-.-)
このように長男はスパイクにこだわって今までプレーしてきました。
こだわることで楽しくなりますし真心もこもります。
私もスパイクだけはプーマにこだわってきました。
理由は簡単で今は亡きマラドーナ選手が履いていたからです。
私たちの年代は黒地に白ラインが王道でした。
だから私が選んだスパイクは「パラメヒコ」です。
価格は20000円弱です。
私にとってはとても高価でカッコいいスパイクでした。
このスパイクは選手を引退する間際まで履いていました。
途中でモレリアに浮気したことがあるのですが,先ほどの違和感があり,すぐに戻りました。
また私たちの世代は土のグランドがほとんどでしたから,ソールがすぐに剥がれてきて困ったものです。
キックが下手というが主な原因ですが…。
それでも靴墨で磨いたりしながら大切に履きました。
最近は色鮮やかなスパイクが多いですが,私にとってはスパイクのメインが黒,たまに白という感覚です。
おそらく共感される方がたくさんいるのではないでしょうか(^^)