確実に歩み続ける奈良クラブ
奈良クラブがティアも枚方戦に勝利し,JFL2位をキープしました。
残り5試合。
J3昇格条件の4位以内(クラブライセンス2位以内)を維持していますし,クラブライセンス3位の青森とは勝ち点で7ポイント差になりましたから,順位面ではかなり優位になりました。
でも勝負に絶対はありませんから,1試合1試合を全力で戦うのみであり,応援している私たちは申し訳ないですが毎試合全力で楽しませてもらいます。
ホーム戦の観客数は残り3試合で13048人が必要です。
単純に計算して1試合で5000人弱。
これまでの最高が5000人強。
だからこれまでを常に上回り続けないといけません。
今年の奈良クラブは過去を上回り続けていますから望むところですね!
三重県出身の私には何の縁があってか、10月23日(日)に鈴鹿ポイントゲッターズ戦,11月5日(土)にヴィアティン三重戦となります。
どちらのチームも三重県社会人リーグ所属時代に対戦したことがあります。
鈴鹿は何度も対戦してきましたから当時の関係者はほとんどいないとは思いますが不思議な気分です。
鈴鹿には三浦兄弟(三浦知良選手と監督の三浦泰年さん)がいます。
私が静岡大学を選んだときの密かな目標が「三浦知良選手に会う。」でした。
当時の三浦兄弟はヴェルディ川崎の選手として煌びやかな世界の人間でした。
その両氏をロートフィールドで観ることが出来るのですから,私たちの世代にとっては夢のような出来事であり,かなりの集客が見込めるのではないでしょうか。
さらには元日本代表のレジェンドである金田喜稔さん,木村和司さん,都並敏史さん,戸塚哲也さんのトークショウも開催されます。
この日は長らくのサッカーファンからしたらたまらない日となります。
ぜひスタジアムに足を運んで集客に協力をしていただけたらと思います。
自信のレアルと不安のバルサ
今朝は録画してあったエル・クラシコを観戦しました。
エル・クラシコとはスペインのサッカーリーグであるラ・リーガのFCバルセロナとレアルマドリードの対戦のことです。
簡単に言えば「伝統の一戦」です。
この2チームの現在の立ち位置としては,リーガでは1位2位の上位対決ですが,CLでは盤石のレアルマドリード,敗退の危機のFCバルセロナとなっています。
自信のレアル。
不安のFCバルセロナ。
FCバルセロナはこのクラシコに勝って自信を取り戻したいところなのです。
長男は昨晩は早々と就寝し,早朝の5時から録画観戦しました。
二男は起こしても起きませんでした。
我が家の恒例の光景です。
私は朝食の準備をしながら横目でちらちらと観戦していました。
長男はFCバルセロナの熱烈なファンです。
自分もFCバルセロナでプレーすることを目標にしています。
だから本日の結果に関しては非常に落胆しました。
逆にレアルファンは「1戦必勝」のレアルを観ることが出来て満足だったのではないでしょうか。
戦術的にはどのチームにも確かな戦略があり,結果としてレアルが上回っただけだと思うのですが,私はゴールへの執着に差があったと感じました。
決してFCバルセロナにゴールへの執着が無いと言うわけではなく,ゴールの奪い方に差があるのかなと思います。
FCバルセロナは両ウイングのハフィーニャ選手,デンベレ選手の幅を生かしながら,中央のレバンドフスキ選手を使ってゴールを目指します。
特にボールを握りながらゴールを目指すFCバルセロナに対して,ショートカウンターでゴールを目指すレアルの構図では,ゴールへのスピードが違います。
どうしてもFCバルセロナはゴールまでに時間がかかります。
どんなにハフィーニャ選手やデンベレ選手が個の質で上回っても,ゴール前に人を集められては簡単には崩れません。
インテリオールのペドリ選手やフランキー・デ・ヨング選手もカウンターを警戒して強引に中央を割っていくことが出来ません。
かたやレアルマドリードは両ウイングのビニシウス選手とフエデ・バルベルデ選手は虎視眈々とカウンターを狙っていますし,ベンゼマ選手やクロース選手,モドリッチ選手は試合の流れを読むことが出来る百戦錬磨です。
先に失点してしまったFCバルセロナは,ますますレアルマドリードの術中にはまっていく感じでした。
シュートこそサッカー
守備戦術が進化している現代サッカーでは,ゴール前のスペースに人を集めることで失点のリスクを減らしています。
ゴール前にスペースが無いのでカウンターを恐れて平面では迂闊に侵入できません。
そうするとサイドからセンタリングを放り込む機会が増えてしまうのですが,屈強なCBとGKが待ち構えていますのではね返されてしまいます。
なんとかゴール前のスペースをこじ開けたいわけです。
そこで私はロングシュートに活路を見出したいと考えました。
どんなにゴール前に人を集めてもそれを無意味にするシュートを打つ。
まさに守備を破壊するシュートです。
そうすればシュートを打たせないように前に出てきます。
前に出てきたらギャップが生まれてパスが通る。
私がイメージしたのは元イングランド代表でリバプールのレジェンドであるスティーブン・ジェラート選手です。
彼の破壊的なロングシュートがFCバルセロナの中盤の選手にあれば,きっと試合展開は違ったのではないかと思うのです。
どんなにドリブルが上手くても,どんなにパスが上手くても,そこにスペースが無ければ使えません。
どんなに遠くてもシュートを打てば,枠内に飛べば得点の可能性は0%ではありません。
「常にゴールを狙う選手を育てる。」
これも育成にとっては大事なことだと思います。
なぜならサッカーは得点を競うスポーツだからです。
昨日の二男の試合ではシュートが少ない試合でした。
ビルドアップも大事ですが,何のためにビルドアップをしているのかを忘れてはいけません。
最近の長男も小学校のころに比べて、ずいぶんシュートが少なくなりました。
理由も分かるのですが,それでも私は常に「ゴールを見ろ」と煽ります。
だってそれがサッカーだからです。
奈良クラブの浅川選手はJFLで得点王争いでトップに立ちました。
奈良クラブの成績が良いのも浅川選手の存在が大きいと思います。
サッカーは得点がとれたら勝てるのです。