カタールW杯でのサッカー日本代表の戦いが終わりました。
https://www.youtube.com/watch?v=i9-TKzL1sX0
120分間で決着がつかずにPK戦までもつれた試合での敗戦でした。
日本の覚悟を決めた戦い方はクロアチアの本気を引き出しました。
ロングスローを多用してゴール前のシーンを作る出そうとするクロアチアの戦い方は,日本の高校選手権に見られるトーナメント戦ならではの光景でした。
それほどクロアチアを追い詰め苦しめた日本代表は過去最強だったのではないでしょうか。
残念ながら念願のベスト8進出は叶いませんでしたが,これがまぎれもなく世界の壁であり,乗り越えた国とそうでなく国の違いだと思います。
しかしながら日本はきっと近い将来にこの壁を乗り越えると思います。
なぜなら今大会は,名だたるサッカー大国が日本を対等のライバル国と認めた大会になったからです。
今後は日本の勝利は驚きでもなんでもなくなり,逆に敗退に対して驚きが起きる事でしょう。
ようやくです。
今後はサッカー大国に対しても臆することなく,日本の風土に合った日本のサッカーを表現していきましょう。
私は今大会で日本が世界に誇れるものとして,「覚悟」「一致団結」「思いやり」が確立したのではないかと思っています。
日本は「覚悟」を決めて「一致団結」するとサッカー大国を上回る力を発揮できることを証明しました。
そこにロッカールームをきれいに掃除したり,折り鶴と共に感謝の気持ちを残したりできる「思いやり」が日本にはあります。
これをどのようにサッカーに落とし込んでいくのか。
私はやっぱりスペインサッカーから学ぶところが多いのではないかと思います。
身体的な特徴も似ていますし,風光明媚で温暖な気候と,魚介類が主食になることが多いところも似ています。
スペースと時間を互いに埋め合いながら絶妙なバランスを保つことで,カオスなスポーツであるサッカーに秩序をもたらしているスペインサッカーは,秩序を重んじて仲間との思いやりを大切にする道徳観の日本には受け入れやすいサッカーだと思うのです。
スペインサッカーを丸ごと日本のサッカーにするということではなく,やり続けながら日本の風土に合ったものにモデルチェンジしてけば良いのです。
スペインは狩猟民族であり情熱的な国ですが,日本は農耕民族で慎まやかな国です。
だからこそ「一致団結」と「思いやり」が重要なのです。
あとはそれを疑わない「覚悟」です。
スペインであっても簡単に優勝はできないわけですから,ときには不本意な結果になっても未来を信じてぶれずにやり続ける覚悟が必要になります。
そう考えると昨年からの奈良クラブにはその覚悟がありました。
だからJ3昇格とJFL優勝という歴史的な成果を上げることが出来たと言えます。
山梨県のアメージングアカデミーと奈良クラブ,全国にあるバルセロナアカデミージュニアユースでエコノメソッドやFCバルセロナのメソッドを学んでいる子ども達は,これらを実現する可能性を持っています。
彼らがトップチームに合流する頃にはきっとスペインサッカーの戦い方を表現できるチームが日本中に増えているはずです。
日本の未来は明るい。
私は本気でそう思っています。
日本代表の選手たちには感謝しかありません。
日本中の子どもたちが彼らの「ブラボー」叫んで楽しそうにサッカーをする姿に夢と希望を持ったと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=LRzkmDEqGo8
この子ども達は日本の宝ですね。
さあ進もう,ブラボーな未来へ。