エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ガチンコ子育て話

プロを目指すのなら

私は練習をしている長男のプレーを観るためにナラディーアに向かいました。

まだ18時台ですが辺りはすっかり真っ暗です。

私は冬の訪れを感じながら急ぎ足で坂道を上りました。

 

グランドでプレーする長男を見つけました。

どことなく覇気がないし,プレーも雑でした。

私は直感的に

「今日の長男はいかんな。」

と思いました。

きっと悪気はありません。

でも,プロサッカー選手と言う仕事を選びたいのであれば大問題です。

なぜなら,プロサッカー選手は「練習は試合のために行う」からです。

試合で覇気の無いプレーをして,観客は満足しますか?

試合で雑なプレーをして,子どもたちは憧れますか?

プロサッカー選手と言う仕事を目指すのであれば,常に練習から高いプロ意識でプレーするべきです。

 

試合を15分×3本しました。

結果,長男のチームは0対3で完敗しました。

まあサッカーは勝負ですから負けるときもあります。

相手がいるので自分の思い通りにいかないこともあります。

でもプレスバックの際に長男がゆっくりと走って自陣に戻った場面はあり得ません。

勝ちたかったら,負けたくなかったら,そこは必死になる場面です。

それなのに試合後に長男は,

「だって仕方ないやん。」

とか言って,負けた原因を誰かのせいにしようとしました。

だから,今日の私は極めてご立腹です。

ディフェンスのミスで失点したとしてもその選手はチームの仲間です。

仲間のせいにしていたらチームスポーツとして成り立ちません。

だったら攻撃の選手がその分の得点を奪えばいいし,なんならハイプレスでボールを奪い切れば良いだけです。

それなのに・・・・。

「ノルマの1ゴール1アシスト出来てないだけじゃなく,0対3で負けたんやから,いつもの3倍増しで腕立て伏せをしたら。ぶつぶつ誰かのせいにして言い訳しながらさ。」

と私は長男に言い放ってナラディーアを後にしました。

長男は不機嫌そうな顔をしていましたが,私は厭味ったらしい顔をしてやりました。

 

こんな日もあります。

でもこんな日だからこそ成長のチャンスです。

勝とうが負けようが常に全力を尽くす。

言い訳はしない。

仲間のせいにしない。

応援してくれる誰かの憧れになる選手を目指す。

夢や希望,感動を与えてこそプロサッカー選手です。

というかプロの仕事とはそういうものです。

たとえ育成年代であっても,プロサッカー選手を目指すのであれば,それぐらいの意志はもっていて欲しいですね。

 

と今日は親心満載の辛口の投稿でした。

失礼しました(>_<)