はじめに
私の長男は小学校4年生からずっとあるメソッドを学び続けた結果プロサッカー選手になることが出来ました。そのメソッドとはスペインのバルセロナで誕生したサッカー指導のプロフェッショナル集団であるサッカーサービス社のエコノメソッドです。
今回は長男がプロサッカー選手になれたことを機会に，私と私の家族が長男とともにどのような考えで，どのように取り組んでいたのかを紹介します。
日本の育成年代のサッカー界は全国クラスの強豪チーム，トレセン，全国大会出場，年代別日本代表という流れが一般的です。その流れに乗れないとプロサッカー選手にはなれないという固定観念があります。
しかし，本当にそうでしょうか。私と長男は目標を立てました。長男がプロサッカー選手としてプレーする場所をサッカー大国スペインに設定したのです。
きっかけは現在スペインのラ・リーが1部に所属するレアルソシエダでプレーする久保建英選手の父親が出版していた「おれ、バルサに入る！」という本を読んだからです。スペインにある世界的なクラブであるFCバルセロナの選手になることを目標に設定し，久保選手が幼少の頃からゴールに向けて逆算して取り組んでいた久保家の姿は，私の固定観念を完全にぶち壊してくれました。
それからの私はサッカー関係の書籍を読み漁りました。私は小学生の頃からサッカーを趣味にしていましたが，生涯スポーツとしてサッカーを楽しむ程度の考えしか持っていませんでした。感覚的なプレーが多く，サッカーを深く学ぶ姿勢に欠けていました。そのような指導も受けてきませんでした。
サッカーの知識が増えれば増えるほど，私の知的な好奇心は高まり，まるでスポンジに水が浸み込むように，戦術的なサッカーの世界にのめり込んでいきました。その学びの中で私は一つの結論にたどり着きました。それが目指すべきサッカーはスペインのサッカーだということです。
こうしてゴールが明確になった私は長男とともに歩みを始めました。その歩みは決して平坦なものではありませんでしたが，どんな困難があってもゴールを見失うことはありませんでした。なぜなら，私が大好きなサッカーを息子がプレーしてくれる喜びは格別だったからです。
私の記事を読んでくれた方が，これまでの固定観念から解放されて，信じた道は人それぞれで良いと思えたら幸いです。
何より、我が子の目標に向かって家族が一丸となる日常がかけがえのないものになることを願います。
