コーチを辞めるという決断
そんなときです。ついに私の限界が来ました。そもそもトップチームの選手兼ボランティアコーチだったのに、もはやその域を超えて活動していましたから、仕事と家庭に支障をきたし始めていました。追い打ちをかけるようにクラブとサッカー観の違いが明らかに表面化していました。長男と私は実際にスペインに行き、サッカー大国の育成年代のサッカーを知ってしまいました。クラブと意見の食い違いが起きても仕方がありません。
私はこれ以上コーチを続けることが出来ないと判断し、コーチを止めることにしました。ということはトップチームの選手も辞めることを意味します。ついに私は小学校から続けてきたサッカーを本当に引退することになったのでした。
私がコーチを辞めたあと、クラブの練習内容からはエコノメソッドやバルサアカデミーの練習法は無くなっていき、1対1等の対人練習が多くなりました。私は息子達の送迎のためにグランドには来ていたので、ネット越しに練習を眺めるだけのモヤモヤした日々が始まったのでした。
今でも答えが出ませんが、我が子を指導する難しさを今回の件でものすごく実感しました。依怙贔屓しているつもりはありませんが、他の保護者からしたら依怙贔屓しているように見えたときがあったと思います。それも私が辞める理由の一つでした。
次回は「ワールドチャレンジ出場決定」です。