エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
(仮の題名)「サッカーが大好きな国でプレーするまでの話」

山梨県の公立中学校に集まった全国の曲者たち

山梨県の公立中学校に集まった全国の曲者たち

長男の寮生活は手探り状態でした。全てが初めての試みです。やってみなければわからないことばかりでした。思春期真っ盛りの男子かつ小学校を卒業したばかりのやんちゃ坊主の集団です。徐々に様々な問題が起き始め、寮の部屋は荒れていきました。掃除、洗濯、入浴、食事、勉強、サッカー等々。それらを家族ではない集団がいきなり共同生活をしているのです。とにかくペースが出来るまでが大変でした。

地元の公立中学校に全国から集まった約25名の男子が入学することになります。この地域は1つの小学校から1つの中学校に進学します。小中9年間がほぼ同じ顔ぶれで生活をしています。さらには標高1000mの高原です。私は行ったことは無いですが一見北欧の雰囲気です。まさにほのぼのとした田舎なのです。

そこにサッカーで世界に挑戦しようと寮生活に挑んできた破天荒な男子25名が増えることになりました。私達のように子どもを預ける保護者は当然心配ですが、そんな子ども達を受け入れることになった公立中学校も大変です。地元の保護者の皆様もかなり不安だったと思います。何しろ初めてのことです。蓋を開けてみないとわからないことばかりでした。

しかし、さすがは子どもです。郷に入ったら郷に従えです。すぐに地元の子ども達と馴染んでいきました。当初はお互いに牽制しあっていたようですが、同じ釜の飯を食べていたら、そんなことはどうでもよくなっていくのでしょうね。地元の子ども達からしたら新鮮な刺激だったようです。教室には関西弁を中心に、様々な方言が飛び交い、多国籍国家の様相になっていたらしいです。

長男は、親元を離れた不安以上に、日々の刺激的な生活を満喫していました。エコノメソッドが日常に学べることも長男が望んでいたものでしたし、サッカー好きの仲間との共同生活は地元では味わえない楽しさでした。会えない寂しさを募らせていたのは親だけでした。

 

次回は「ループチャレンジにチャレンジ」です。