京都サンガへの挑戦
クラブユースの予選が5月から始まっていました。奈良クラブは街クラブの位置づけです。関西の街クラブ同士の予選を勝ち抜いて2位以内に入ると,関西のJクラブの「ガンバ大阪」「セレッソ大阪」「ヴィッセル神戸」「京都サンガ」の中で成績が3位と4位になったクラブと決定戦を行います。
奈良クラブユースは兵庫県の「エストレラ姫路」というクラブとの試合で,からくも長男のアシストで勝利し,2以内を確保しました。これで決定戦に出場できます。この年の相手は「京都サンガ」でした。
会場はJ-GREEN堺です。奈良クラブユースに加入して初めて,各上のクラブのAチームと試合が出来る事になりました。長男の胸は高まります。
先日のダビッドの言葉で吹っ切れていた長男は迷いなくその指示通りのプレイをしました。指示を受ける前から自分の判断でもう動き出していました。
見事に先制した奈良クラブユースでしたが最後は力負けでした。どうしても普段の強度が違います。落ち着きを無くして蹴って逃げてしまったり,技術的に対応できずにミスをしてしまったり,まだまだ通用しないことが明確になった試合でもありました。
それでもある意味で基準ができた試合でもありました。実はこの試合に出場していた京都サンガの選手は,トップ昇格後に奈良クラブにレンタルで移籍してきます。長男はトップへの練習参加でその選手を一緒にプレイすることになるのですからサッカーの縁は面白いです。
次回は「父の大冒険」です。