エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
(仮の題名)「サッカーが大好きな国でプレーするまでの話」

関西社会人1部のチームへの挑戦

関西社会人1部のチームへの挑戦

Jクラブになったことで街クラブの全国大会には参加できなくなりました。その代りに関西社会人リーグのトップを決めるKSLアストエンジカップにユース招待枠で出場できる事になりました。

対戦相手は関西社会人1部リーグに所属の「レイジェント滋賀」です。これまでに対戦した相手の中で最も強度が高い相手です。

3年生はこの試合で引退です。なんとしても3年生のために勝ちたい試合です。この試合はオーバーエイジ枠が採用されていました。今期で奈良クラブのトップと契約を更新しないことが決まっていた選手2名もメンバー入りしました。

この試合には長男の祖父母と叔母が会場の滋賀まで観戦に駆けつけました。コロナ禍の影響でジュニアユースからずっと試合を見せてあげることができていなかったので,それがようやく実現した試合でもありました。

長男はいつもの左インテリオールでスタメン出場しました。この日の長男は最初からギアが上がっていました。後にこの試合動画を観たエコノメソッドのコンサル担当者も唸るほどのプレイを見せてくれました。

力で勝る相手に先制された後に3年生のFWが意地の同点弾を叩き込みました。彼と長男は不思議と馬が合いよく冗談を言い合っていました。そんな彼のゴールです。ますますチームは活気づきました。決定的なシーンを何度か作りましたが得点には至りませんでした。

後半になると徐々に押し込まれる時間が増えていきました。それでも今日の長男は強引にドリブルで剥がしたり,果敢にシュートを撃ったりしてチームを鼓舞していましたし,献身的な守備を継続して全くさぼりませんでした。

試合結果は1対3で敗退でした。両チームの挨拶が終ると長男は急に座り込んでしまいました。なんと長男は両足の太ももが痙攣してしまったのです。相手チームや仲間に笑われながら担架でベンチまで運ばれることになったのでした。

県3部から2年間,苦楽を共に過ごしてきた心優しい3年生とはこの試合でお別れです。彼らがたどり着けなかった県1部リーグの舞台で羨ましがられるほどのプレイが見せられるようにこの瞬間から新たな準備の始まりです。

 

次回は「約3か月間のトップチーム帯同」です。