エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ぶらっと寄り道話

リアル論

客観的に観ていたら色々とアイデアも浮かびますし,冷静な分析から確かな判断もできます。

でも,実際はそうはならないことが多いです。

感情が揺れ,心拍は上がり,体が強張る。

ろれつが回らなかったり,意味不明な言葉を発したり,頭が真っ白になったりする。

それがリアルです。

私は年々,そのようなことが増えていきました。

授業をすることにプレッシャーを感じ,ベテランと言われることに苦痛を覚え,時にチョークを持つ手が震えるようになりました。

若い頃とは違うストレスに怖さを覚え,冷や汗が流れて胸がキューっと痛くなりました。

皆さんはそんな感覚になったことはありますか?

きっと経験を積むことは人を成長させますが,その反面,見通しが立つことで大胆さを奪うことになるのだと思います。

ガムシャラさや一心不乱さというのは若さの特権なのかもしれませんね。

 

サッカーの試合に置き換えます。

監督はまさに私と同年代の方々です。

自信に満ち溢れているときもあるでしょう。

でも完璧に未来をコントロールすることは不可能です。

ふとしたことから負の感情が生まれて,物事の流れが悪循環に感じることもあると思います。

まさに決断をする仕事の宿命です。

望む結果を出すために決断をしたが,その通りの結果にはならなかった。

それが試合ごとに繰り返されるわけですからなかなかハイストレスな仕事です。

これは審判にも言えます。

監督批判や審判批判も含めてエンターメインとと言えば聞こえはいいですが,批判される側のストレスは相当なものになると思います。

「じゃあ,お前やってみろよ!」

と言いたくもなるでしょう。

仕事だからそんなことは言いませんが,人が人らしく生きていくためには,誰もがもっと想像力を働かせて,相手の気持ちを考える必要があると思います。

 

人は失敗してこそ人です。

失敗できる人生は素晴らしいです。

SNS等で見られる厳しいコメントは,投稿する前にもう一度読み返してみてください。

 

リアルは難しいからこそ美しいのです。

 

私のブログもいわゆるSNSなので投稿する前にもっと読み返さないといけませんね。

そうすれば老眼のせいにしないでもっと誤字脱字に気付くはず…。

気を付けます(+_+)