今回はサッカー好きおじさんのうんちくそのものです。
ラ・リーガが開幕しました。
クラブワールドカップのおかげで選手の疲弊は気になりますが,それでもまた週末の楽しみが戻ってきました。
私たちが応援しているFCバルセロナは開幕から2連勝を果たしました。
今年もハイラインは継続しています。
守備時から主導権を握るスタイルです。
攻撃時は新加入のラッシュフォードを左ウイングに置くことでヤマルと左右の幅を使う新スタイルも試していました。
サッカーの進化はすさまじい速さです。
ハイラインの弱みである2列目からのデスマルケには相変わらずリスクがありますが,今年もVARとのにらめっこになりそうです。
イニゴ・マルチネスの退団はチームマネジメントにとってはマイナスですが,クバルシを中心にハイリスクを背負う覚悟のようです。
10番を背負ったヤマルに注目が集まりますが,私はペドリがバロンドールを獲るシーズンになるのではないかと思っています。
過去の人選を見るとバロンドーラーになるためには得点に絡んでいることが重要です。
ヤマルはあの年齢であの遠慮のないプレイはずば抜けています。
彼は世界のトップレベルの中で明らかな質の優位があります。
メンタル面で彼から学ぶことは多いです。
それでも私はヤマルのプレイを引き出しているのはペドリだと思っています。
ペドリはFCバルセロナに加入した歳に1年だけメッシと一緒にプレイしました。
きっとこの1年間が彼にとってプロサッカー選手としての基礎を作ったと想像できます。
そう思うには理由があります。
数年前,メッシがPSG時代にジャパンツアーで来日しました。
縁があって吹田スタジアムでのトレーニングを見学出来ました。
お祭りのような雰囲気の中で,メッシだけは黙々と練習に取り組み,苛立ちを隠せないでいました。
練習後もファンサービスをするでもなく,すぐにケアルームへと戻っていきました。
長男と私はその姿に感心をしたものです。
今年の夏,FCバルセロナがアジアツアーで来日しました。
またまた縁があってノエビアスタジアムでの練習を見学出来ました。
目の前でポゼッションのトレーニングを観ることが出来たのですが,ペドリはあの時のメッシと同じでした。
ルールに対してコーチにクレームを言ったり,ミスをした仲間に要求をしたり,表情は真剣そのものでした。
明らかに満足をしていないといった様子でした。
長男と私はまたしても感心してしまいました。
メッシはその年にW杯で優勝しました。
だからペドリもと期待してしまいます。
ペドリは2年目からはずっと筋肉系の怪我に悩まされていました。
リハビリを終えて復帰してら,またすぐに怪我をするという悪循環に陥っていました。
きっととてつもなく苦しかったと思います。
それが昨シーズンは1年間,怪我無くフル稼働でプレイ出来ました。
試行錯誤を繰り返して,ようやく身体作りやメンタルが一致したのだと思います。
早速ペドリは得点を奪いました。
「ボールがロケットのように飛んだ」と可愛らしいコメントを残しましたが,自然体で非常にメンタル状態が良好だと伺えます。
彼が憧れるイニエスタが獲得できなかったバロンドールへ,今年のペドリから目を離せられませんね。
それにしてもスペイン,バルセロナ,…現地に行きたいなあ。