エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ガチンコ子育て話

プロ論

久しぶりの更新です。

私のうんちくを読んでくれる方々がいることが続ける励みです。

ありがとうございます。

 

私は今年を振り返りました。

長男がプロサッカー選手として社会人1年目を開始しました。

家族にプロスポーツ選手がいることは我が家には初です。

長男も含めて全員が不慣れです。

そんな中,関係者の方々に支えられて10ヶ月が過ぎました。

Jリーグにデビューも出来ました。

スタメンとして出場することも出来ました。

いきなりイエローカードももらいました。

天皇杯で得点も出来ました。

これだけを読めば幸せな時間を過ごしたように思います。

 

でも…。

足の裏の皮がズル剥けするまで走り,全身が筋肉痛になるまでトレーニングしました。

痛み止めを飲んで練習しました。

その結果,疲労骨折をしました。

長男からサッカーが奪われました。

華やかにプレイする仲間たちを眺めながら自問自答する日々を過ごしました。

リハビリにも必死に耐えました。

ようやく復帰というところでまた怪我をしました。

それでも少ない残り試合に絡めることを願って,傷みにこらえて今もなおリハビリをしています。

長男がプレイ出来なくなってもう4ヶ月です。

フレッシュな状態で復帰できる目途はたっていません。

 

長男は何度も精神的に追い詰められました。

それでも社会人だから,仕事だから,自分に理由を付けてグランドへと向かいました。

そんな長男を傍で観ていて,親として何が出来るのか,常に問い続けました。

答えは結局「支える」だけです。

だって長男は私ではないのですから,人生を変わってあげられません。

 

それでも怪我の功名というものがあることを知りました。

同じく怪我で苦しむ仲間と年齢の垣根を超えた真の仲間になれました。

最近の長男の楽しみは,そんな彼らとの他愛もないお喋りです。

それはそれで悲しいですが。

 

これらのことすべてが「プロサッカー選手だから仕方がない」のでしょうか。

私にはもう分かりません。

それでも必死になって現実と向き合い,クラブを信じ,毎日毎日グランドへと向かう長男を私は尊敬します。

長男を支えるものは,長男を応援してくれるサポーターの存在であり,長男を目標にしてくれるこども達の存在です。

だから,どうしても今期中の試合出場を諦めたくないのです。

だって長男はプロサッカー選手なんですから。