先週の土曜日に奈良クラブのトップチームが橿原陸上競技場でFC大阪さんと生駒山ダービーを行いました。
クラブ関係者だけでな奈良クラブを応援する個々人が様々な方法で集客を呼びかけた結果,3179人の観客を集めることができました。
2011人を1000人以上上回る集客でした。
奈良県が決して大阪や京都に劣る県ではないことを証明してみせました。
試合は悪天候で後半から中断になり,そのまま再開を信じて粘るも無念の中止となりました。
サッカーは屋外スポーツなので天気もサッカーの一部です。
だから中止はやむを得ません。
一番残念なことは集まった3000人の観客と試合終了のホイッスルの瞬間の阿鼻叫喚を共有できなかったことです。
サッカー観戦の醍醐味は共感です。
喜び,悲しみ,臭い,音,熱さ,落胆,様々な感覚の共感。
友だちでも家族でもない,同じ会場にいるというだけの関係なのに,まるで何年も付き合ったかのような共感をサッカーを通して味わいます。
3179人は間違いなく仲間なのです。
だからこそ最後の瞬間を共有したかったですね。
しかしながら,人生は後ろ向きにしか理解できませんが,前向きにしか生きられません。
たとえ今回の観客数がJFAの規定で無効になったとしても,ルールに基づいて誠実にノルマと向き合うことでしか神様は微笑みません。
最後に笑うのは奈良。
今回の経験と奈良が持つ可能性を信じて,次回はノルマのホームゲーム平均観客数4000人をはるかに超えていきましょう。
レベルは違えど私も5回目でようやく東海リーグ昇格を果たしました。
その間にチームを離れた選手はたくさんいます。
私は残りました。
良いか悪いかではなく,信じて続けていかないとその瞬間には立ち会えないと言うことです。
今年こそ奈良県に日本最高峰のスポーツエンターテインメントの誕生を信じて,その瞬間を共有しましょう!!