今日は朝から長男のチームメイトを治療院に連れて行きました。
彼はスピードがある選手ですが,そのスピードをコントロールすることが上手く出来ずに,筋肉系や関節系のトラブルに悩まされています。
治療院では,身体の仕組みや使い方を実感として学ぶことが出来ました。
彼は「早くサッカーがしたい!!」というポジティブな感情になりました。
なぜ怪我をしたのか?
なぜ痛みが出ているのか?
このなぜの部分が理解できたのでより強く自分の身体を大切にしていく意識も高まりました。
ここにはいつ来ても新しい学びがあり,不謹慎かもしれませんが「怪我の功名」になります。
私も怪我をして診てもらいたいぐらいです(>_<)
また彼とは治療院への道中で,「迷いを無くしてポジティブにプレーするためにどうしたらいいのか」についてじっくりと話すことも出来ました。
攻撃面は不確定要素が高いので,守備面の捉え方を考えました。
彼のスピードを生かした守備とはどんな守備なのか?
私は「スペースを埋めること」かなと思います。
彼のスピードなら多少高すぎるポジショニングでも守備ラインに戻れますし,スペースを埋めてからプレスに行っても間に合います。
つまりより広いスペースを一人で守れるということです。
これまでは「ボールを奪わななきゃ」と思いすぎて直線的なプレスに行くことが多く,1対1に持ち込んでも体重が軽いので入れ替わられたり,当たり負けしたりしてしまっていました。
すると自分が空けたスペースを相手に使われてしまうので、チームにとってマイナスに働いてしまい,プレスに行かなければよかったという後悔の気持ちになってしまいます。
彼はミスを引きずりやすい性格なので,ミスが起きにくい守備の仕方でスピードを生かせる方法を一緒に考えました。
この考え方は攻撃にも生かされます。
ボールを扱うテクニックで前進するのではなく,スペースがあるときにスピードを上げてそのスペースでボールを受けて前進する。
そのためにはシンプルにボールを動かして,自分の「スペースを狭くさせない」ことが重要です。
彼はFCバルセロナのジョルディ・アルバ選手が好きなのですが,これからは「ジョルディがいつスピードを上げているのかを観てみる。」と言っていました。
向上心があってポジティブな若者は本当にかっこいいですよね。
身体も頭も整ったので,これから彼が明るく前向きにサッカーを楽しんでくれることを願っています。
さて今日の新拠点は建物の外観が変わっていました。
これまでのように鉄骨がむき出しではなくなりました。
外観のスペースは埋まったので,内観がどのようになるのかが観れないのが残念です。
次の楽しみはもう一つのコートにアスファルトが敷かれることかな。
人工芝が敷かれるまでそろそろスピードアップをお願いします!