エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
ガチンコ子育て話

親ですから。

朝から嬉しい連絡がありました。

最近は何でも嫌や嫌やと言って,ゲームの世界に逃げ込んでいる三男が,自分から布団から出て起きてきたというのです。

早起きが苦手な三男は,私が奈良に来てからは余計に起きなくなり,ひどいときは登校時間ぎりぎりに学校に行くようになっていました。

長男や二男がいたときは5時45分に起きて6時50分には庭でサッカーをしていたのにです。

三男は思春期の手前で色々と考えるようになっています。

それは悪いことではないのですが,私は三男の生活の変化をすごく残念に思っていました。

先週,奈良に来た三男に私はかなり明確な接し方をしました。

これまでは三男のやる気を引き出そうとあの手この手を考えて接していたのですが,私は三男に

「やる気がないならやらんだらいい。やらされたって何にも面白ない。自分の人生なんやから全部自分のせいや。だから,痛い目にあって学んだらいい。」

と言い切ってやりました。

ぶつぶつと屁理屈ばかり言って嫌なことから逃げる三男にとってこの発言が良かったのか悪かったのかはわかりませんが,奈良に飛び込んできた長男と二男は常にこんな私との戦いの中で自分と向き合っているわけですから,それに比べたら三男は楽なもんです。

雨の日の奈良クラブトップの試合観戦も,なんだかんだと言って行き渋る三男に

「ぶつぶつうるさいなあ。行くに決まってるやろ。パパたちは奈良クラブの一員なんやから。お前もついてこい。」

と言って,速攻でakkipaで駐車場を予約しました。

三男はまだぶつぶつを言っていましたが,結局はスタジアムに来たことで都並さんの魂ゴールを会場で目撃できたのでした。

あのゴールや会場の盛り上がりを見て心が揺さぶられないわけがありません。

実家に戻った三男は,月曜日から自分で起きてくるようになったそうです。

そして修学旅行を明日に控えた夜は21時に自分から寝たそうです。

電話で三男は

「自分で起きたよ。すごいやろ。」

と明るい声で話してくれました。

私はお土産を頼みました。

三男は

「わかった!」

と嬉しそうに答えてくれました。

三男が今後もサッカーを続けるかどうかは分かりません。

でも私は三男にサッカーで期待をし過ぎないと決めました。

だからもうやれとは言いません。

もったいないとも言いません。

でもです。

三男が自分からやる気になるのなら全力で応援する準備はしています。

親ですから。

それがたとえどんなに遅くなっても構いません。

自分から動きだせるなら人生はきっと何にだってなれるはずです。

三男は長男と二男と同じだけ出来ると信じています。

親ですから。