昨日は久しぶりに長男と公園でトレーニングをしました。
行ったトレーニングは背後からのプレッシングとムバッペのボールの置き所とシュートです。
youtubeでプレミアリーグ優勝決定戦を観ました。
サガン鳥栖の3点目に注目しました。
ハイライト動画の2分55秒くらいからです。
サガン鳥栖の選手が,相手のボランチに入ったボールを背後からのプレッシングでボールを奪い,シュートを決めるまでの一連の流れを観て,長男にも必要なプレーだと思いました。
長男の課題の一つであるアグレッシブなディフェンスとデュエルのトレーニングになります。
やり方は,私のが壁にボールを蹴って跳ね返ったボールを私の後ろにいた長男が奪いに来ると言うものです。
私はボールを守る動きをするので,腕を使ったり,フェイントをしたりして,無理やり前に出て奪い切ることが一つ目のトレーニングです。
さらにプレーに継続性を持たせるために,ボールを奪った長男は,そのまま壁にボールを蹴り,跳ね返るボールに対して奪い行く私からボールを守っ,てターンするところまでやります。
大切なことは,獣が獲物を狙うかのような鋭さと激しさ,そしてターンをする時に相手の逆をとるしなやかさです。
私は何度か守り切ってやりましたが,負けず嫌いの長男はムキになって奪いに来ていました。
トレーニングなのでそれで良いのです。
ターンの際は私がわざとどちら側かが分かりやすく奪いに行っていたので,上手く体をボールと相手の間に入れて前進できていました。
もはや長男の速さにはついていけませんが,やはり対人だとリアリティが上がります。
https://www.youtube.com/watch?v=c6EhfLIcCXI
カタールW杯でフランス代表のムバッペ選手が見せた1点目のシュートは驚きでした。
デンベレ選手からボールを受けたムバッペ選手は右足でボールをコントロールすると中にカットインしてニア上にシュートを決めます。
ポーランドのGKもかなりの名手でしたがほとんど動けませんでした。
なぜそうなったのかをスロー再生で観てみました。
私はムバッペ選手の蹴り足に注目しました。
すると右足の内側の固いところでボールの中心から少し下を叩くように蹴っていることが分かりました。
その証拠に蹴った後の右足はかかとが前に押し出されていました。
だからボールの回転は縦回転に近かったのです。
GKはムバッペ選手のボールの置き所から自分の左上を予測したからこそ,右上を少し開けたのかもしれません
これはムバッペ選手の筋力の成果でもあるのですが,日々のトレーニングでGKの逆を突く蹴り方を練習しているからこそできたキックでもあるのです。
私は左足で斜め前にいる長男の右足にゴロのパスを出しました。
私と長男の距離は10mぐらいです。
シュートも出来る場所にボールを置きなければいけません。
これがなかなか難しい。
「ボールが自分の間合いに完全に止まる」
このボールの置き所は人それぞれであり、何度も何度も確かめないとできません。
だからムバッペ選手のシュートの練習をしたければ,同時にボールの置き所にもこだわらなければいけないのです。
長男はかなり苛立ちました。
思うように出来ないのです。
出来たらムバッペ選手と同じなのですから,出来なくて当たり前なのですが,出来たらムバッペ選手になれると言うワクワクもあります。
徐々に夢中になっていきました。
「もう一回,もう一回」
ようやくボールが置けるようになり,キックにも意識が集中しだします。
しかしどうしても蹴ったボールは横回転や斜め回転になってしまいます。
蹴り足のボールの当て所,膝から下の振り,軸足の置き所など細部にこだわらなければいけません。
少しずつそれっぽいボールが蹴れるようになってくると,やっぱり嬉しくて仕方がありません。
トレーニングは楽しいのが一番です。
確かに体や気持ちを追い込んでいくこともトレーニングなのですが,正しい目的意識を持てれば自分の成果と課題が明確になるので,トレーニングの質が上がるのです。
あとは意識の習慣です。
「出来るまでやる」
「試合で試す」
まさに継続と挑戦。
どんなに細部にこだわって練習しても継続しなければ定着しませんし,試合で使わなければ練習の意味がありません。
勇気を持って試合で挑戦し,成功するまで継続する。
超一流の選手たちはここがずば抜けているのだと思います。
今日は,久しぶりに意識の高いトレーニングが出来ました。
次はもっとボールの置き所にこだわりたいですね。
一流の選手だけが持っている独自のボールの置き所。
こだわりだしたらキリがありませんね。
楽しすぎる(^^)