皆さんにとって「神」とは誰のことですか?
宗教的な話ではなくあるジャンルにおいて「神と呼んでも遜色しない人」という意味です。
今回はいくつかのジャンルで私にとっての「神」を紹介します。
①サッカー
私が1番好きなスポーツです。
私にとっての神は「ディエゴ・マラドーナ」です。
子どもの頃に観たメキシコW杯での5人抜きは興奮の後に美しさが残りました。
きっと神と呼べる人にはある種の「美しさ」があるのだと思います。
当時購読していたサッカーマガジンについていたポスターを部屋に飾り,マラドーナの絵を投稿したりしました。
当然スパイクはプーマです。
ダイヤモンドサッカーはビデオ録画して何度も何度も観ました。
イタリアW杯でのブラジル戦で,自分に相手DFを全員引き付けてカニージャに出したラストパスが衝撃でした。
彼は60歳でこの世を去り,本当に神になってしまいましたが,今もなお私の心に強く生きています。
②バスケットボール
私は大学生の頃にNBAにハマり,NBAを録画して観るようになりました。
間違いなく「SLUM DUNK」の影響もあるのですが,エンターテインメントとしての華やかさに心を奪われました。
新婚旅行でアメリカを訪れたので,たっての希望でロサンゼル・スレイカーズ対サクラメント・キングス戦を観戦しました。
生でコービー・ブライアントとシャキール・オニールを観たことは自慢です。
コービー・ブライアントが不慮の事故で亡くなったことを知った時は,まるで自分の家族が亡くなったかのような気分になりました。
では私の神は誰かと言うと,やはり「マイケル・ジョーダン」です。
信じられない曲芸のようなプレーだけでなく,柔らかな弧を描いたシュートにゾクッとし,ブザービーターで大興奮しました。
彼は全てを持ってます。
そしてとにかく彼のプレーは美しい。
昨日はつい彼の動画を観てしまいました。
やっぱり神ですね。
③漫画
私は漫画が大好きです。
子どもの頃から少年ジャンプや単行本を集めていました。
これまでたくさんの漫画を読んできましたが,神と呼ぶなら「鳥山明」さんを選びます。
↑漫画の単行本には自画像としてよく登場していました。
「Dr.スランプ」から「ドラゴンボール」へと少年ジャンプの連載が繋がっていく時は感動しました。
「Drスランプ」の連載が終るときの悲しみと,続いてドラゴンボールの連載が始まるときの喜びは今でもよく覚えています。
鳥山明さんはとにかく絵が魅力的です。
少年心を掴む絵というのでしょうね。
細部にこだわっていてもリアル過ぎないところがチャーミングで少年漫画らしさを表現しています。
子どもでもそれなりに描けるところも魅力なんです。
特に鳥山明さんは世界観が独特の美しさがあると思います。
どこか近いようで誰にも出来そうで,でもやっぱり近くなくて出来ない。
あの世界観は子ども心を掴むには唯一無二です。
④ゲーム
ゲームに関しては神が「人」ではなくて「ゲーム」です。
私は間違いなく「ドラゴンクエスト」が神です。
子どもの頃から大人になるまでプレイし続けたゲームはこれしかありません。
さきほどの鳥山明さんがキャラクターのデザインをしたことも最高で,まるで自分が冒険をしている気分でゲームが出来ました。
子どもには冒険心があります。
探求心があります。
その冒険心と探求心を「ドラゴン」という子どもが大好きな空想の怪物をモチーフにして,そのゲームの中で自分の名前を付けた主人公に成りきって表現できるのです。
私にとってRPGと言えばドラゴンクエストで,「ファイナルファンタジー」派の方には申し訳ないですが,世界最高のRPGと言えます。
ちなみに私にとってドラゴンクエストは美しさよりも可愛さがあります。
それがファイナルファンタジーを選ばない理由でもあります。
これが子どもに響くのです。
子どもにとってキャラクターはあくまでキャラクターなんです。
リアルすぎると現実と重なりすぎて,夢見心地ではなくなってしまうのかもしれません。
⑤音楽
私は音楽一家ではありません。
だからなのか音符を読むことも怪しいし,楽器を演奏することも自己流で適当にギターを弾くくらいです。
教員採用試験にはピアノの弾き語りがあるのですが,それはそれは困りました。
そんな家庭で育ったので,音楽は日常ではありませんでした。
でも中学校ぐらいになると周りの友達が急に音楽を聴きだし,その話題で盛り上がりだすので,何となく興味を持ったのが始まりです。
当時は「THE BLUE HEARTS」や「BOØWY」などが人気でした。
中学生にはちょっと尖った感じが格好良かったのでしょうね。
でも私は友だちの影響もあって「TM NETWORK」が初めて買ったCDでした。
これには先ほどの漫画の影響もあります。
少年ジャンプで連載されていた「シティーハンター」は私の少年心をくすぶる作品で,アニメも録画してまで見ていました。
その主題歌がTMネットワークが歌う「Get Wild」だったのです。
この曲は間奏のピアノは美しい。
「そこだけでも弾きたい」と思って練習したほどです。
つまり私は90年代の音楽界を席巻する「小室哲哉」さんの先走りだったのです。
当時は「TM NETWORKが好き」と言うと,なんとなく「オタク」と言われそうでしたが,90年代になったらみんなが小室哲哉さんが創る曲が好きになったわけですから,私は心の中で「ほ~らみろ」と思っていました。
ということで「小室哲哉」さんは私の中での神です。
そしてもう一人の神は「Mr.Children」の「桜井和寿」さんです。
たぶん自分が効いた音楽の中で1番聞いた回数が多いのがミスチルだと思います。
私は気に入るとそればかりになってしまう性分でミスチルもサッカーと同じです。
最近の曲ももちろん良いのですが,「抱きしめたい」や「星になれたら」など初期の頃の曲はあの頃の自分を思い出せるので今でも聴きます。
その中でもアルバム「VERSUS」に入っている「さよならは夢の中へ」はなぜか忘れられない曲です。
歌詞の世界観とメロディーが私の心にマッチングしているのでしょうね。
とにかく切なさを感じる美しい曲です。
カバーがありましたので貼っておきます。
そんな曲を創ることが出来る桜井さんは神です。
今回は5つのジャンルでしたが,ブログを綴っていて楽しかったので,別ジャンルでも紹介できたらと思います。
このブログを読んで自分の「神」について考える機会になったのなら,このブログも誰かの意識に影響で来たと嬉しく思います。
ポイントは「美しい」です!