昨晩は長男が急遽,トップチームのトレーニングに参加することになったので二男のみにトレーニングでした。
二男は先にナラディーアに行ったので,私が着いた時にはもうトレーニングを始めていました。
寮生も生活を始めているので,少しずつ生活感が出てきました。
二男はいよいよジュニアユースの最終年です。
奈良クラブのジュニアユースに入団してから,センターフォワード,ウイング,インテリオールとポジションを変遷し,現在は両サイドバック(たまにセンターバック)に納まりました。
結果として色々なポジションを経験できたことは二男にとっては幸せなことだったのかなと思います。
二男はサッカーに夢中ではありません。
決して嫌いと言うことではなく,1番ではないと言う意味です。
しかし最近は感情を込めてプレーできる機会が増えてきました。
昨日も自分のミスではありますが,ボールを奪われた瞬間に鬼の形相で奪い返しに行き,ファールしてでも奪い返そうとスライディングをしていました。
二男にとって環境がすごく大事なのだと思います。
そんな二男には毎練習,毎試合で「2ゴールまたは1ゴール1アシストまたは2アシスト」というノルマを課しています。
しかしながらサイドバックと言うポジションもあり,なかなかノルマを達成することは出来ていませんでした。
するとノルマを達成しないことが習慣になってしまいました。
先日,私は二男に
「ノルマを達成できなかったら,自分なりに何かを課せ。じゃないと達成しようとしなくなる。」
と言いました。
二男は
「よっしゃやったるわ!ノルマが達成できやんだら腕立て伏せ20回やるし。」
と勢い込んで言い返してきました。
「腕立て伏せ20回。少な…。」
と私は思いましたが,やらないよりましです。
そして今日,ついにノルマ達成のチャンスがやってきました。
二男は7対7ゲームをしていました。
二男のポジションは1-2-3-1の左サイドハーフでした。
チームが右サイドから前進出来たので二男は
「○○!!!」
とボールを持っている子の名前を呼んでスペースに走り出しました。
珍しくボールが二男のところに来ました。
二男は左足でコントロールし,右足で遠いサイドにシュートを撃ちました。
二男が思っていたよりもボールは真ん中に飛んでいきました。
しかし運よくボールはバーに当たってゴールに吸い込まれていきました。
喜ぶ二男。
私も久しぶりに二男のゴールを観たので,二男に見えるように喜びました。
後で二男が
「パパ,あの謎のポーズは何なん?」
と言ってきたのでせっかく喜んであげたのにとムカつきました…。
ノルマ達成まであと1得点か1アシストです。
今日の二男はこれで終わりません。
何と終了間際に全く同じパターンで二男にボールが来たのです。
しかしパスが流れてしまったので,二男は左足でコントロールした後,倒れ込みながら無理やり左足でシュートしました。
運命のシュートの行方は…。
手前のポストに当たったボールは,跳ね返って反対側のポストに当たりました。
そして…。
ゴールではなくピッチ内に転がり,クリアされてしまいました。
悔しがる二男。
ずっこける私。
でもずっと課題にしていた「ゴールに絡むプレー」が出来たので,練習であっても観ていて楽しい時間になりました。
さて二男はと言うと家に帰って腕立て伏せを20回していました。
でもちょっと嬉しそうでした。
やっぱり頑張った成果を感じられると良い気分になりますよね。