エコノメソッドでプロサッカー選手を育てるまでのブログ
勝手に「ナラディーア」日記

3月15日(水)「鍵捜索物語」

昨日のことです。

ナラディーアでトップチームが練習公開をしているので,私は参加している長男のプレーと共に参観していました。

すると制服姿の二男が息を切らせながらやってきました。

それもスタッフオンリーの場所から…。

「パパ,鍵を忘れたから家に入れやん。鍵貸して。」

と一方的にまくしたてました。

「はあ,鍵持ってかないかんて言ってたやん。」

と私が言うと,

「忘れてた。」

制服が暑くるしそうに答えます。

今日は二男が通っている中学校の卒業式です。

二男は2年生なので給食無しで下校でした。

早く帰れたのは良いのですが,家に入れないので,その足でイライラしながら坂道を上ってナラディーアまで来たのです。

この日は初夏を思わせるほどの陽気でした。

二男は目の前で長男が一生懸命プレーしているにもかかわらず,トップの選手が躍動しているにもかかわらず,一息つくと私の鍵を持って颯爽と帰っていきました。

流石です。

 

しかしこの話はこれで終わりません。

昼食を終えた後,気分転換にイオンモールに行こうと言うことになりました。

さあ出発しようとなった時に二男が,

「鍵が無い!」

と騒ぎ始めたのです。

先ほどは鍵を忘れたと言っていたにもかかわらず,鍵が無いとはどういうことなのでしょうか。

二男はリュックやカバンをひっくり返して探していましたが見つかりません。

「昨日落としたのかも?」

と言いだしました。

「そういえば,昨日の練習が終わった時にナラディーアで落としそうになったんやった。」

とぶつぶつ言っています。

二男は慌てて外に飛び出していきました。

長男も心配して二男を追いかけてあげました。

私は心の中で「またか…。」と思いながら二男のカバンを調べました。

すると,使い古したマスクやちょっと履いたであろう靴下などがわさわさと出てきました。

「…。」

そう二男は片付けられない子なのです。

それでも見つからないので,仕方なく拾得物として届けられていないかと思い,交番に電話をしました。

留守でした。

思い悩んでいると二男が戻ってきました。

「落ちてない。」

二男はまた出ていきました。

今度は本日2度目のナラディーアに向かったようです。

長男が家に戻ってきました。

駅に行っていてくれたみたいです。

なぜかというと昨晩の二男は練習後に友だちとグランドで遊んでいて,その友達を駅まで送っていったからです。

実は昨日の晩は家に戻ってきたのが二男が1番最後でした。

つまり鍵を使って家に入っていないのです。

私は長男の話を聞き,最後の可能性にかけました。

それはナラディーアに確認することです。

私がナラディーアの事務所に電話をすると,

「ありますよ!」

と電話越しに爽やか且つ軽やかな声が返ってきました。

長男は二男に電話しました。

二男が申し訳なさそうに帰ってきました。

「お前なあ,ナラディーアではさも鍵を家に忘れたみたいに言ってたけど,実は昨日ナラディーアに鍵を落としていたんやん。たまたま昨日は鍵を使わなかったから気づかなかったけど,朝のうちに確認していたら鍵が無いことが分かっていたやろ。なにしとん。」

はい,説教です。

私はそんな二男を連れて本日3度目のナラディーアに行きました。

無事に鍵が戻ってきました。

二男は事務所で謝ったそうですが,何より有難いのは鍵を拾って事務所に届けてくれた思いやりのあるどなたかです。

何よりその方に感謝しなければいけません。

ちなみにこの出来事のオチは,二男が息を切らしながらナラディーアに来て私から鍵を受け取って帰った時,実は二男の鍵は家には無くてナラディーアの事務所に合ったというところです。

なんじゃそりゃです(*ノωノ)

サッカーの話題がほとんどない,そんなナラディーア日記でした。