三男が奈良に遊びに来ました。
一緒に生活を始めて3日目。
やっぱり親バカなんでしょうね。
末っ子はかわいい。
長男と二男への可愛さとはちょっと違う感じです。
このブログを読んでいただいている方にも共感をしていただける方がみえるかもしれません。
さてそんな三男と算数の復習をしました。
三男は長男と二男が学校の勉強を苦戦している姿を見てきているので,割と要領よく勉強に向き合ってきましたから,平均点ぐらいの点数は取れる学力です。
でも,三男には大問題があります。
それはものすごく雑でものすごく神経質だと言うところです。
文字を書いても,一文字一文字に真心はありません。
低学年の頃に習字を習っていましたが,あっという間に辞めてしまった経緯もあります。
卒業文集の作文も内容は素直で素敵だったのですが,それはそれはひどい文字でした。
そこで,四則計算の式や筆算の基本的な書き方から始めました。
するとやっぱりイコール(=)や位の位置が正しく書けていませんでした。
定規を使っていないので見た目も悪く途中の式が整理されていません。
隣で褒めたり叱ったりしながら問題を進めていきました。
すると徐々に丁寧に書けるようになってきました。
やれば出来るのです。
残念ながら長男と二男はこの丁寧さに欠けました。
サッカーで忙しく,大切なところを丁寧に見てあげられませんでした。
だから勉強で苦戦したのです。
「出来たら嬉しい。そして楽しい。」
「出来なかったら悔しい。そして面白くない。」
しかし,三男は神経質過ぎるという困った性格があります。
例えば,自分のこだわりが出来ると他のアドバイスを全く受け付けなくなります。
そのこだわりが間違っていたとしてもです。
分数の割り算を解いている時です。
途中の式で私がアドバイスをしても言うことを聞こうとしませんでした。
叱ると拗ねました。
でも自己流の危険は,応用が利かないところです。
サッカーでも同じです。
「確かな基本があるから応用が利く」のです。
止める,蹴る,運ぶ,奪う。
それらを大切にしないとより強靭な相手に立ち向かうことなどできないのです。
たかが四則計算ですが,されど大切な四則計算です。
三男はしぶしぶ従いましたが,明らかにミスは減り,式の見た目も良くなりました。
先ほども述べたように三男にはちょっと甘くなってしまう情けない親ですが,せっかく奈良に遊びに来たのでこの機会に大切なことを伝えられて良かったです。
三男が算数の勉強を終えると喜んで映画を観始めました。
その映画はなんと「コンフィデンスマンJP 英雄編」です。
三男には騙されても許してしまいそうですね(^^)