先週,映画「GONZA」の舞台挨拶をさせていただきました。
場所はイオンモール大和郡山内のシネマサンシャインです。
まずは映画を鑑賞しました。
となりにはゲーム「ファイ奈良ファンタジー」の製作者かつ「今昔奈良物語集」の著者でもある「あをにまる」さんです。
映画の中身は内緒ですが,私の声がステレオから流れ,スクリーンには私が映ってる,そして観客席には私本人がいるという現実に大いに戸惑いました。
役者さんやエンターテインメントの世界で生きる人たちは,これが日常なのでしょうが私には非日常です。
この先,私が役者として生きて行く未来はまずありえないので,この非日常が日常になることはありません。
だから割り切ってしまえばめちゃくちゃ興奮する時間になります。
エンドロール後,予定通り私は入り口から外に出ました。
そこであをにまるさんと一緒にスタッフの方とスクリーンの裏側に回りました。
そこには監督の千村さん,主演の坂巻さんと上村さんがスタンバイをしていました。
私はご挨拶をしてから,あをにまるさんと二人で出番を待ちました。
何と私は本日の舞台挨拶のスペシャルゲストです。
いったい何がスペシャルなんだと自問自答しましたが,あをにまるさんが魅力的な方でおしゃべりをしていたらあっという間に出番がやってきました。
私たちは舞台袖からスクリーン前に登壇しました。
初めて見る景色です。
長男も観客席から私を観ています。
私は映画を観る側から観られる側になりました。
さすがは千村監督や坂巻さん,上村さん,あをにまるさんです。
このような舞台に慣れていらっしゃる。
でも私も負けてはいません。
なぜなら学校のPTA総会や教育研究発表会で経験をしているからです。
経験は財産ですね。
一応スペシャルゲストなので,自己紹介をしたり,ちょっとした裏話をしたりしました。
特に坂巻さんと上村さんはこの後に奈良クラブのキックオフイベントに参加されるので,しっかりと奈良クラブの宣伝をしました。
初めての舞台挨拶はあっという間に時間が過ぎてしまいました。
最後は写真撮影です。
一斉に観客席から写真を撮っていただきました。
さすがにこの経験はありません。
だからとりあえずピースをしていましたが,一体何が正解なのかは最後までわかりませんでした。
スクリーンの裏側に戻ると,記念に長男も交えて坂巻さんと上村さんと写真を撮っていただきました。
長男は初めてお会いする役者さんにちょっと興奮気味です。
長男がサッカー選手としてプロの舞台に立つことが出来たら,逆の立場になりますからちょうど良い体験になりましたね。
こうして私の舞台挨拶は終了しました。
変わったことと言えば,舞台挨拶という経験を積んだ自分がいるという未来でした。
何が良かったかって言われたら間違いなく
「長男に自分の生き様を見せつけることが出来たこと」
と答えます。
父親が映画に出ていること,それを実際にスクリーンで観ること,役者さん達と舞台挨拶をしていること,こんなことってそうそうありません。
でも私はそれを実現させました。
この機会を与えて下さった全ての方に感謝するのと同時に,この縁に出会う生き方をしてきた自分を少しだけ褒めたいと思います。
人生は自分次第。
諦めなかったら何にだってなれる。
それを長男に見せつけることが出来ました。
長男が何を感じたのかは長男に任せます。
次は長男の番です。
私を軽く超えてもらいましょう!